2014年2月28日金曜日

《新人賞情報》 第5回『このライトノベルがすごい!』大賞 1次通過者発表!

第5回『このライトノベルがすごい!』大賞 1次通過者が発表されました!


応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2014年1月15日
応募総数 : 382作品
一次通過 : 45作品

勝ち進んだのは全体の11くらいでしょーかっ
既にかなり絞られていますが
今後はどーなるでしょうか

《新人賞情報》 第6回GA文庫大賞後期 2次通過者発表!

第6回GA文庫大賞後期 2次通過者が発表されました!


応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年11月30日
応募総数 : 533作品
一次通過 : 156作品
二次通過 : 30作品

勝ち進んだのは全体の5.6くらいでしょーかっ
かなり絞られましたね~
3月末が最終選考のようです!


《番外編》2014年 2月を振り返ります!!

季節の変わり目、
そして花粉到来・・・!
体調を崩し易い時期となりましたが、
皆さんいかがお過ごしでしょーか?

これまでかなり新人賞の
作品を読んできましたので、
3月からは・・・
新人賞以外も掲載していきますよ!


さて2月に読んだ作品たちですが、
10個星付けた作品が・・・ない・・・だと?!
だんだん評価基準が
厳しくなってきている
のでしょーかねw
9個星付けた作品を並べてみましょーか

『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』(メディアワークス文庫)
『時の悪魔と三つの物語』(HJ文庫)
『人形遣い』(ガガガ文庫)
『エスケヱプ・スピヰド』(電撃文庫)

んーやっぱり振り返ってみても、
突き抜ける何かがあれば
10個星だったのになーと
思う作品が多いですね
でも8個星でそれなりに面白い
9個星で結構~かなり面白い
なのでどれもオススメ度は高いですがw


余談ですが、私はこの一ヶ月
色々と発見がありました
このブログについてですが、
何のためにやっているのかってゆー
ところですね
私は居場所を求めてこれを
やっているのか?
いや私はネットに居場所を求める
タイプじゃないし・・・
そこで、気付きました
な~んだ、自己満足のためじゃないか!
そうだよ、自己満足しないでどうする?!
ジーク自己満足!

そして、その延長線上で
誰かのエンターテインメントになれたら良い
ラノベ業界の劣化に
嫌気がさして去ってしまった
誰かが偶然見付けてくれて
「おおっこういう作品もあるのか!」
とか、
メディアワークス文庫+電撃文庫
くらいしか読む気しないって
人も同じ様に
「他のレーベルにこんな作品もあるのか!」
とか伝えられたら良い
まー純粋にこのブログの
文章が面白いって事でも
エンタメになればそれでいーかと!

ラノベ感想系としても
既存のサイトさんと違う方向性を
出せてきたんじゃないかと思います
私の系統の人は
静かに読書する人が多いと思うので
たまにはこうやって声を挙げる人が
いてもいーかと思うのですよ!


ではでは、3月も
軽妙に、そして斬れ味鋭く!
読書ライフを楽しも~と思います!
アディオス!


2014年2月27日木曜日

《新人賞情報》 第6回GA文庫大賞後期 1次通過者発表!

第6回GA文庫大賞後期 1次通過者が発表されました!
2/14に発表されていたようなのを
見付けたので掲載~

応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年11月30日
応募総数 : 533作品
一次通過 : 156作品

勝ち進んだのは全体の29くらいでしょーかっ
一次通過率が高いので
次で絞られるんですかね~

ヘルプリンセスと王統の召喚師  6個星です!!

タイトル : ヘルプリンセスと王統の召喚師
賞種   : 第7回HJ文庫大賞・銀賞
出版   : HJ文庫
著者   : 百瀬ヨルカ
イラスト : 空維深夜


今日のインプレダクションはコレ!
純ファンタジーモノです!


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
6個星です!!


契約の、等価

魔人を召喚し、誘拐された妹を
助けるために契約を交わすが――
描写が非常に丁寧なんだけど
そのためにボリューム不足や
一本調子化してるかなぁ・・・
でも天然かつ気遣いのできる魔人娘とか、
魔人に頼り切らず主人公が
特訓して妹を助け出しましょーという
流れとかは好きなファンタジーモノでした!


今日の甘口!

・流れ
  妹が誘拐されたから助けてちょ~
  と魔人を召喚するというお話
  しかし魔人を召喚して
  誘拐の事を話したはいいけど、
  そうしたら魔人はあなたを特訓
  しますと言い始めます
  あれ、魔人がぱぱっと誘拐犯倒す流れじゃないの?w
  そうきたか! と思いました
・ホニャララドア~!
  魔人は主人公を特訓するために
  魔王宮殿に連れて行こうとします
  主人公の家の壁にドアノブをくっつけて
  「このドアノブを目的地と現在地にくっつけておけば空間を繋ぐことができるの」
  さぁその どこでも ドアを開けば魔王宮殿だ!
  ・・・なぁああああああああああああぁぁんだとおおぉぉう?!
  そのドアノブほしーんですけど
  幾らですかねw
・キャラ
  魔人として召喚した女の子
  は天然かつ気遣いのできる娘
  主人公が妹を誘拐されてしまった
  という話をして沈んでいると、
  あえて激甘なミルクティーを
  飲ませ、うえってなったところへ
  「ショック療法よ。そんなにきつく噛んでいたら唇切れちゃうよ」
  と言って今度は普通のアールグレイを
  置いてくれたりします
・イラスト
  イラストは少女漫画風
  213ページに18禁タッチの
  挿絵があるのはどーゆうことでしょうか(にっこり)w


今日の辛口!

・描写
  一つ一つの状況や心理描写等
  は確かに凄いけど、
  描き過ぎて一本調子になってしまう
  かつ、物語のボリューム不足を招いてしまう
  とゆーのが難点かな
  だって冒頭が60ページ程続いて
  ようやく誘拐事件がありましたー
  という話になるんだよ?!w
  ただ、この描写力は確かに良い
  と思うので、例えば脚本とか
  そっちの世界に向いてるかも
  スタンドプレーよりチームプレーで
  活きるタイプかな
  本作においては、描写の取捨選択と
  エピソードの増加をしていくと
  良いのではないでしょーか~!


以上、
ホニャララドア~、な?!
純ファンタジーモノでした!


2014年2月26日水曜日

《新人賞情報》 第13回スーパーダッシュ新人賞 2次通過者発表!

第13回スーパーダッシュ小説新人賞 2次通過者が発表されました!
2/20に発表されていたようなのを
見付けたので掲載~

応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年10月25日
応募総数 : 767作品
一次通過 : 139作品
二次通過 : 35作品

勝ち進んだのは全体の4.5%くらいでしょーかっ
第三次選考の結果発表は3月中旬だそーです!

リップオフ!  8個星です!!

タイトル : リップオフ!1 ジャック・ザ・リッパーズ
賞種   : 第2回講談社ラノベ文庫新人賞・優秀賞
出版   : 講談社ラノベ文庫
著者   : 渡井 亘
イラスト : カスカベ アキラ


今日のインプレダクションはコレ!
ほぼ日常系青春作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


断てない絆

自転車泥棒を襲う切り裂き魔
捕まえてみたら少女で、
手助けする事に――
全体的に淡々とした日常風景メイン
の描写が楽しめて、
キャラ達の母親や祖母との
ほんわかしたやりとりも好きでした!
ほぼ日常系青春作品です!
ただ最後の怒濤のバトルシーンは
あんまり好きではなかったかな


今日の甘口!

・雰囲気
  日常の雰囲気を強く放ちながら、
  ジャックの能力で自転車ドロボー
  と対峙する時だけちょっと非日常
  を差し挟んで進行していく感じ
  非日常も強烈でなく、自転車ドロボー
  を感知したり服だけ切り裂いたりする
  ものだけなので、
  全体的に淡々とした日常風景メイン
  で綴られています
  この日常描写がかなり良かったかと~!
・ヒロイン
  ヒロイン? のジャック娘は
  主人公の家に入るなり
  いきなりベッドの下を物色してしまう困った娘ですw
  主人公は
  「ベタなことしてんじゃねえよ!」
  とジャック娘の背中を踏みつけました
  しかし彼女はその後土下座してDVDを貸してくれと頼みます
  ホント変わった娘ですねー
・気に入った言葉
  「俺はまだコントローラを離しちゃいないだろう! 心は折れていないのだ!」
  格ゲーを熱心な修行で鍛えてきた
  主人公が、初プレイのジャック娘
  に敗北してしまったシーン
  もう充分に折れてしまっている感じがいーですねw
・母キャラ
  時折出てくる母親も良いキャラです!
  ジャック娘が境遇から服も
  買うお金無いと知ると
  主人公が自分の母親に女ものの服をねだります
  するとどっさりとくれるとかね
  敵役で出てくる強い女の子も
  おばあちゃんには勝てないとか
  なかなかツボでしたw


今日の辛口!

・最後のバトル
  最後の怒濤のバトルシーンは
  あんまり好きではなかったなー
  殴り合いも人間わざじゃなくなってるよーな・・・
  多分言葉のぶつけあいこそが
  やりたい事のハズなんだよね
  だから格闘は常識の範囲に
  収めてほしかったかな
  でも日常描写は結構好きな方なんで
  この調子で頑張って下さいね~!


以上、
日常+ちょっと非日常、な?!
ほぼ日常系青春作品でした!


2014年2月25日火曜日

第18回電撃小説大賞 まとめます!

読了しましたので、まとめま~す!



第18回電撃小説大
応募総数:5293作品

◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
★★★★★★★★★  大賞     エスケヱプ・スピヰド
★★★★★★★    銀賞     ウイザード&ウォーリアー…
★★★★★             勇者には勝てない
★★★★★★★★   メ賞(注1) 侵略教師星人ユーマ
★★★★★★★★★         月だけが、私のしているこ…
★★★★★★★    選賞(注2) ミニッツ 〜一分間の絶対時…
★★★★★      M賞(注3) 明日から俺らがやってきた◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
(注1:メディアワークス文庫賞)
(注2:選考委員奨励賞)
(注3:電撃文庫MAGAZINE賞)


ギンレイの【振り返りま賞!】

年度によって趣がかなり違う
ものだと実感しました!
第19回の結果と比較してみましょう

第19回電撃小説大賞
応募総数:6078作品

◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
★★★★★★★★★★ 大賞     きじかくしの庭
★★★★★★★★★★ 選賞(注2) サマー・ランサー
★★★★★★★    M賞(注3) 失恋探偵ももせ
◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
(注1:メディアワークス文庫賞)
(注2:選考委員奨励賞)
(注3:電撃文庫MAGAZINE賞)


私基準だと、これだけ違うんです・・・!
第18回の作品を
読んでみて思ったのは、
技術はあるんだろうけど根本的な面白さで・・・
といった作品が幾つかあるなぁということ
大賞やメディアワークス文庫賞、
あと選考委員奨励賞あたりは
そこら辺クリアしてるんですけど、
その他の作品は今後巨頭の中で
やっていけるのだろうか・・・
と作家さんがちょっと心配になりました(大きなお世話だw)

んー作家さんのその後の出版状況
とかも見てみると、キビシーのかなぁ
なんて人もいますのでね、
私の予想は当たらない方が
良いですので、皆さんには
頑張っていただきたいものです

注目したい作家さんは大賞作の
九岡 望 ですね
今後も良作を生み出していけるかと~


【選評スコープ!】

総評はちょっと見付けられなかった
ので割愛~

明日から俺らがやってきた  5個星です!!

タイトル : 明日から俺らがやってきた
賞種   : 第18回電撃小説大賞・電撃文庫MAGAZINE賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 高樹 凛
イラスト : ぎん


今日のインプレダクションはコレ!
学園青春モノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


だが、最後は

2タイプの未来から自分が
やってきた!
3人の自分でこれからの進路を悩むが――
主人公もヒロインも前置きと言動が
違う気がして、設定がちぐはぐに見えたかなぁ・・・
でもAを選んだ未来の自分、
Bを選んだ未来の自分と会って
会話できるという所は面白いと思う学園青春モノです!


今日の甘口!

・発想
  大学受験に悩んだ時、
  推薦を選んでチャラ男になった自分
  受験を選んで研究者になった自分
  と2タイプの未来の自分が
  やってくるという発想は良いと思う!
  これはあれだね、
  時間軸は一つじゃないよって考え方
  に基づいているのかな
  それとも未来の分岐は無限ですよってだけか
  皆さんは時間軸、どう捉えていますか?
・未来の自分
  どちらの未来の自分も
  不満だらけになっている様子で、
  どちらが良いとかが無い中で
  さぁ選べ、という進路の悩み方
  にしたのは良かったかな
  どちらを選んだって最終的には
  自分なんですよねって感じ


今日の辛口!

・設定とか
  主人公は、彼女はおろか女子と
  楽しく遊んだりした記憶すらない
  みたいな出だしだけど、
  すぐに美人を手玉にとって虜にしてしまう
  振る舞いやセリフがどう見ても遊び人なんだよねw
  だから出だしのキャラ設定が
  ただの文字の羅列になってしまい、
  文章として入ってきませんでした
  ヒロインもどう見ても
  人気者じゃなくちゃおかしい容姿・性格共に◎
  の女の子なのにクールビューティーで
  近付きがたい、とされている
  作品始まるまでの期間ずーっと
  誤解され続けてきたというのは無理があり過ぎる
  キャラの前置きと言動がちぐはぐ
  だったのは私としては痛恨でしたー
  キャラ以外の設定も雑だったよーな
  気がするので、
  設定の練り込みを強化していくと
  良いのではないでしょーかっ


以上、
発想は良かった、な?!
学園青春モノでした!


2014年2月24日月曜日

ミニッツ―一分間の絶対時間  7個星です!!

タイトル : ミニッツ―一分間の絶対時間
賞種   : 第18回電撃小説大賞・選考委員奨励賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 乙野 四方字
イラスト : ゆーげん


今日のインプレダクションはコレ!
学園異能モノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


ゲームに勝て

相手の心の声を聞く異能
これと社交性を用いて
一年生にして生徒会長を目指すが――
家族設定で親を死なせすぎ
だったり各キャラの扱いは
うーんという気はしますが、
心理戦の演出と人間の黒い部分の描写
などは良いのではと思える学園異能モノです!


今日の甘口!

・設定とか
  一分間の絶対時間、という題名から
  無双能力を想像したけど
  相手の心の内を読める、というものだった
  それでも充分最強クラスの異能だけどw
  詳しい異能の説明はないけど
  逆に説明は大してしなくても
  すっと入ってくる系のものだったので良し
  諸々の駆け引き部分というか
  心理戦というか、
  そーゆう部分は結構楽しめました!
・作中ゲーム
  作中の天才と馬鹿ゲームは面白い
  でも全然そこを前面に
  出さないのがもったいないなー
・黒い部分
  人間の黒い部分を隠さず、
  というかむしろ強調して描いたことは
  評価したいかな


今日の辛口!

・背景設定や過去エピ
  主人公やヒロイン、その妹における
  家族設定で親を死なせ過ぎ!
  暗い過去をでっち上げるためにそうした
  感が否めず、キャラ設定作りに感心できないし、
  クラスメイトも下僕扱いで好感が持てない
  結局幼馴染、巨乳美女、ヒロインなどの
  ハーレムを作りたいだけという発想が寂しい
  何というか、家族やら仲間やら、
  大切にしてほしーですね・・・
  作風に合わせてそうしただけだったら
  良いんですけどね
・展開
  一年生にして生徒会長を目指す、
  という目標の割に
  生徒会選挙までは描写しなかったのがもったいないかな
  選挙は開始されてその中での
  舌戦という流れにした方が良かったのでは
  とゆー事で一巻でどこまでを
  纏めるのかっていう取捨選択を
  強化すると良いのかも


以上、
周囲の人を大事にしてほしい、な?!
学園異能モノでした!


2014年2月23日日曜日

月だけが、私のしていることを見おろしていた。  9個星です!!

タイトル : 月だけが、私のしていることを見おろしていた。
賞種   : 第18回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 成田 名璃子
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
恋愛小説作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


運命、急転

アラサーOL、彼と喧嘩別れし一年・・・
占いで、この一週間で出会った男を
逃せば一生独身と言われてしまうが――
途中に伏線が散りばめられ、
最後それらが一気に収束するという
しっかりした作りもさることながら、
××××のようなウィットの効いたギャグもある
女性視点の恋愛小説作品です!


今日の甘口!

・設定とか
  凝った設定が無い分、
  安定しているかな
  日常の町並みや日常の生活感
  でも最後に、ああその部分はファンタジーにしたのねw
  という感じ
・真面目な中にもギャグ
  占い師により主人公の女性は
  今週一週間で出会った男を
  逃せば一生独身と言われてしまいます
  それ以降主人公の頭の中では××××と放送禁止
  になってしまったりするのが面白いです
  ウィットがきいてますねw
・キャラ
  アラサーOLが主人公っていうのが
  ラノベでは珍しい気がしますねw
  基本的にその世界に息づいている
  ようなキャラ造形なので、
  好感が持てます
・構成
  天体望遠鏡、それを通じて出会う青年、
  お見合いで知ったカフェ……
  それら別々の情報が、
  最後一気に収束するという作り
  しっかりしています


今日の辛口!

・展開
  まーライトにするためか、
  元彼が結婚したはずなのに実は……
  というのはムシの良い展開ではあったねw
  元彼が奥さんと離婚して、という展開なら
  自然なんだけど、
  そういう愛憎劇にしないための
  措置って感じがちょいと微妙かな
  メディアワークス文庫なら、
  ご都合じゃない展開でもいけるよ~って人が
  多いと思うんだけどね
  あとは突っ込みたいところも
  無いので、これからの作品にも期待です!


以上、
アラサーOL、な?!
恋愛小説作品でした!


2014年2月22日土曜日

勇者には勝てない  5個星です!!

タイトル : 勇者には勝てない
賞種   : 第18回電撃小説大賞・銀賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 来田 志郎
イラスト : refeia


今日のインプレダクションはコレ!
学園ラブコメモノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


土下座の魔将!

元々は魔王に仕える魔将だった
者が転生してきて、
普通の学生生活を送っていた
ある日転校生がやってきたが、
その娘は元の世界で勇者だったお方で――
んー盛り上がりに欠けるかな
という感じではありますが、
前世では凄かったけど今はヘタレ
みたいなコミカルさ
ウケる人にはウケるかなーという学園ラブコメモノです!


今日の甘口!

・設定とか
  勇者や魔王、魔将が別次元に
  転生して普通の高校生に
  なった、という設定
  題名や章題の付け方が
  どっかで聞いた事ある
  ようなノリなんだよね
  これって僕は友達がガガッピーツーツー・・・!
  妨害電波がっ!
  それとももっと別のかね??
・内容
  ヒロインの勇者っ娘には
  光の波動があるから
  主人公の元魔将の男が
  近寄りがたい
  (波動の影響で頭痛など)
  とかいう設定で、
  女の子との付かず離れずの
  構図を作ろうとしてるんだな~
  という感じ
  ただ、よくあるハーレムみたいに
  女の子と次々……という展開ではないみたい
・強調するところ
  前世での凄さとかを
  沢山書いて、その後現在の
  ヘタレっぷり(土下座とか)を記述することで
  現世とのギャップを出そうとしていた
  ここはポイント! なんですが
  強調したい事は、その対極を書く
  事で行うのが基本ですね
  (本作ではヘタレを強調するための前世の凄さ)


今日の辛口!

・全体的に
  こう、あれだね、例えると
  注文したものが運ばれてきます
  おいしそーなパスタだ!
  何か他の店よりツヤが強いけど問題無いよね!
  食べてみると、
  食品サンプルでしたーみたいな感じでしたw
  味がしなかったーヨ!
  あとねー、勇者とか魔王とか魔将とか
  そーゆう単語だけが提示されると
  なんか微妙な感じがするんですよね
  皆さんはどうでしょーか?
  これはそうですね・・・何か発想
  を取り入れて今後頑張って
  みると良いかもしれません


以上、
ヘタレを強調、な?!
学園ラブコメモノでした!


2014年2月21日金曜日

侵略教師星人ユーマ  8個星です!!

タイトル : 侵略教師星人ユーマ
賞種   : 第18回電撃小説大賞・メディアワークス文庫賞
出版   : メディアワークス文庫文庫
著者   : エドワード・スミス
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
宇宙人登場・日常ほのぼの系作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


教師星人の授業

通学路から見える宇宙船
それは地球人と全く関わらず、
ひたすら何かの採掘を
続けているという
ある日、宇宙船に向かって
拡声器で怒鳴り散らす変人を見つけた――
ラストバトルはちょっと大味
な感じはしたものの、
軽快な女の子達の会話や
ほのぼのとした日常生活が楽しめる
宇宙人登場・日常ほのぼの系作品です!


今日の甘口!

・宇宙人?
  宇宙人だと自称するユーマやソーマ、
  しかしその本性を現すのが
  終盤なので、引っ張り感が強いかな
  元から読み手にはバレバレだろうから引っ張らなくてもw
・日常
  女の子達の軽快な会話や
  日常はほのぼの系として
  良いですね!
  安心して読めます
・キャラの扱い
  主人公と思われる女の子が
  恋愛にならない、
  という進み方が結構意外!
  周囲の女の子は次々と
  お手軽な感じで恋愛していくのだけど……
  ある意味新しい展開かも!
・男子生徒
  なんかユーマに確実に死ぬだろう
  みたいな技をくらいながら
  生きてる男子生徒
  漫画的で面白かった
・教師的な側面
  ユーマの教師的な側面を
  ちょくちょく記述するのも良かった!
  テストで100点を超える採点をした
  エピソードとかね


今日の辛口!

・ラストバトル
  うん、ほのぼの系だからさ
  ラストバトルは無い方が良かったかなw
  殴り合いバトルは
  作風に合ってない気がする
  単純に、宇宙船やっつけに行きましたー
  という記述のみで良かったかも
  それ以外は風景が浮かんでくる
  ようで、雰囲気が好きでしたよー!


以上、
良い感じのほのぼの描写、な?!
宇宙人登場・日常ほのぼの系作品でした!


2014年2月20日木曜日

姉ちゃんは中二病  6個星です!!

タイトル : 姉ちゃんは中二病 地上最強の弟!?
賞種   : 第7回HJ文庫大賞・金賞
出版   : HJ文庫
著者   : 藤孝剛志
イラスト : An2A


今日のインプレダクションはコレ!
学園ドタバタコメディモノです!


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
6個星です!!


中二病・・・?

ひとの頭の上に文字が見える
ようになった、それはその人が
何者かを表すもの
そうしたら、クラスには『吸血鬼』
やら『殺人鬼』が頭の上に表示
されている生徒がいて――
全般的にさらっと流れていって
しまう感じではありますが、
後半は姉ちゃんという強烈な
キャラが引っ張る感じの、
軽く読める学園ドタバタコメディモノです!


今日の甘口!

・雰囲気
  日常の一部がいきなり非日常
  に変わってしまうという感じ
  ひとの頭の上に『姉ちゃん』とか
  『吸血鬼』とか『殺人鬼』とか
  の言葉が浮かんで見えるように
  なってしまいましたーというもの
  題名から想像した内容と序盤は
  違っていた
・設定
  頭の上に見える文字は
  その人が何者かを
  表しているらしいけど、
  だからどうって話ではありませんでしたw
  まーそのせいで切り裂き魔の
  女の子に命を狙われたりしますけどね
・姉ちゃん
  お姉ちゃんの中二病って
  どこら辺から発揮されるのかなー
  とか思って読み進めていった
  のですが、
  どうやら違いました・・・!
  中二病というよりバカです
  会話文の大半に『!』が付いてるし、
  野呂さんてゆー女の子と初対面で
  「野呂愛子です・・・」
  「そう、野呂さん! ノロウィルスみたいでかわいい名前ね!」
  うん、やっぱり中二病じゃなくてバカですw
  愛すべきおバカキャラって感じかな
  姉ちゃんのバカっぷりが
  何とか引っ張っている感じで
  それが無いとキビシーかなw
・主人公
  主人公は怪我してる人を見たら
  放っておけない、という
  ような良い人設定もされてる
  んだけど、サッカー系の友達
  と接している時は、どうもその単純さを
  心の中で見下しているような
  ところもあったりします
  それとか、デリカシー無い感じで
  女の子に怒鳴ったり、
  そこら辺は幾らか等身大を
  表しているのかなと思いました
  作者としては『良い人とは
  思われたいけど、全部都合良く
  塗り固めるのも気が引けるしなぁ』
  といった葛藤があったのでしょうかね
・文章
  文章に問題は無いと思われます
  バトルシーンとかもコメディ色を
  忘れてないのは良かったかな
  戦ってる横で姉ちゃんが解説してるし


今日の辛口!

・全体
  これといって目立った
  突っ込みどころは無いです
  ただまぁ、通勤通学とかで
  さらっと読む分には良いんだけど
  「作品としてどうだった?」 と問われると
  「うん、まぁ」 になってしまうんですねw
  今後何かの発想を取り入れて
  面白くなる事を期待かなー


以上、
姉ちゃん、な?!
学園ドタバタコメディモノでした!


2014年2月19日水曜日

時の悪魔と三つの物語  9個星です!!

タイトル : 時の悪魔と三つの物語
賞種   : 第7回HJ文庫大賞・大賞
出版   : HJ文庫
著者   : ころみごや
イラスト : かぼちゃ


今日のインプレダクションはコレ!
時を駆ける系ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


想い、繋げて

あの時に戻れれば・・・
死を控えるも会えない二人
死を迎える間際に出会った二人
そして時間に引き裂かれた二人
時を巡り、絡み合う物語――
『幸せのカタチ』が短編形式で
綴られ、ひとの幸せを願う
切ないエピソードが
味わえるかと思います!
メディアワークス文庫より
もう少しライトでもいけるよーという人に
かなりオススメの時を駆ける系ファンタジー作品です!


今日の甘口!

・雰囲気
  書き出しは雰囲気重視
  童話的世界というと語弊があるけど、
  ある時、こんな事がありました・・・
  というような空気感を演出している
  基本的にキャラ小説とは
  対極にある作品なので、
  物語を楽しみたい人向けですね
  キャラ小説好きだけど、せっかく
  だから物語にも目を向けてみたい、
  という人にもオススメ
  メディアワークス文庫ならイケル
  けど他にはなかなか手を出しづらい・・・
  という人にももちろんオススメですよ!
・切なさ
  短編形式で、それぞれ切ない
  エピソードが収録されています
  最初のお話は、想い人の死に
  間に合わず、会えなかったもの
  少年は失意に押し潰される
  が、そこに時の悪魔が・・・
  時を駆けるための砂を渡してくれます
  しかし、重要なのは過去へ
  行く事ではありません
  少年に幸せになってほしいと
  願った人がいるのです
  ひとの幸せを願うその想いには
  胸打たれました
  幸せのカタチがテーマかな
・物書き
  第二章で少年はちょい役で
  出てきますが、年間二十冊以上の
  本を書き上げる物書きだそうです
  ・・・二十冊?! 凄まじい量ですよ!
  月一冊だってはっきり言えば鬼の速さ
  なのに、その倍近くとは!
・設定
  過去を変えるとそれは分岐
  して平行世界になる様子
  でも、読んでいくとそこから
  また時を駆ける砂を使えば
  元の世界へ飛ぶ事もできる様子
  時間軸指定だけでなく、
  世界軸っていうの? その指定も
  できるみたい
  多元宇宙というか多元世界の観念
  に基づいているのかな
・しっかりした作り
  前日読んだ『ノノメメ、ハートブレイク(ガガガ文庫)』
  のゲスト審査員講評(フルメタル・パニックなどの作者)を思い出しました
  『会話が活き活き、
   プロットが地味に真面目にオーソドックス、
   バカには書けないしっかりした作り』
  といった感じだったと思います
  本作は会話は少なかったけれど、
  プロットが地味に真面目にオーソドックスだし、
  こっちの方が『バカには書けないしっかりした作り』
  だと思いましたよ!


今日の辛口!

・キャラについて
  静かな描写に向いてる人で、
  特徴付けたイロモノキャラを描く
  時はちょっとたどたどしいかな
  無理してそーいったキャラを
  配置しなくても良いし、でも幅を
  広げるためにその描写を強化
  していく方向でも良いかと思います
・設定とか
  悪魔の果実などの設定回りは
  かなり簡素だったかな
  やりたい事というかプロットの
  ため、いやそれでもないな・・・
  あれだね、
  プロットに忠実であるために
  設定や人々の言動がある感じか!
  (ハイそこ! 良い事じゃんといった人ダウト!)
  キャラを含めてその世界が
  プロットを飛び出して動き出す・・・
  という現象と言えばいーのかな
  そーいった世界に作者が没入して
  描くと、さらに良くなるんじゃないかな
  今後に期待です!


以上、
しっかりしたプロット作りで今後に期待、な?!
時を駆ける系ファンタジー作品でした!


2014年2月18日火曜日

ノノメメ、ハートブレイク  5個星です!!

タイトル : ノノメメ、ハートブレイク
賞種   : 第7回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞
出版   : ガガガ文庫
著者   : 近村 英一
イラスト : 竜徹


今日のインプレダクションはコレ!
学園ラブコメモノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


それほど悪くもない

女性にフラレ続ける不幸を
背負った男子
しかしそんな事は意に介さず
告白を続けるが――
えーまぁ全てがさらっと流れていく
感じではありますが、
主人公とヒロインの息の合った
掛け合いがハマる人にはハマるかも?
な学園ラブコメモノです!


今日の甘口!

・設定とか
  フラレ続ける設定で
  ドMだぁーい好き! な人なら
  問題無いかもしれないけど
  むぎゃあああああトラウマがあァッ!
  とか禁断症状出る人は
  医師の診断が必要かもしれませんw
  で、これは神様パワーで決められた
  事らしいのですが、主人公は
  それを打ち破ってやるぜーという調子
  運命に抗うみたいなお題かな
・ヒロイン
  フラレる度に放出される不幸
  エネルギーを
  そばにいるヒロイン神様が回収
  するんだけど、まぁかなり後半
  までそっけないですね
・掛け合い
  基本ハイテンションな主人公
  とローテンションヒロイン神様が
  掛け合いをして、それを
  緩く楽しむ感じですかね
  でもたまには主人公もヘコみます
  「何をやっているんですか?」
  「見て分からないのか、畳の目を数えているんだ」
  途中で引きこもってしまった主人公
  へのヒロイン神様の問い掛けです
  この後部屋の畳の目を全部数え終わる
  直前にヒロイン神様に無意味な数字を
  ひたすら囁かれて潰されましたがw
  前半はあんまり笑えなかったんだけど、
  後半辺りはちょっと笑えたかなー
・気に入った言葉
  「もう、友達だろ」
  シチュエーションは省きますが
  友達は『はい、ここから』というより
  いつの間にかなっているものですね


今日の辛口!

・全体
  多分審査員特別賞ってのが
  将来的な可能性ってゆー
  意味合いなのかもしれないですが、
  練習として書いた感じなのかなとw
  (ハイそこ、それを売るなとか言わない!w)
  全ての話がさらっと流れていき
  世界が色付いていないんですね
  イラストが無かったと仮定して
  文章だけを読むと、
  丸と棒線で表した人や背景
  で進行している感じ
  描写の緩急が必要なのかなと
  でも野球部マネージャーとか
  女の子の可愛さやエロシーン
  に限って例えとか語彙が豊富に
  なるという欲望に忠実な描写ですw
  まだ筆力云々まで来てないので、
  まずは回数重ねて形を作る
  ところからですね~頑張って!


以上、
特別賞、な?!
学園ラブコメモノでした!


2014年2月17日月曜日

恋に変する魔改上書  7個星です!!

タイトル : 恋に変する魔改上書
賞種   : 第7回小学館ライトノベル大賞・優秀賞
出版   : ガガガ文庫
著者   : 木村 百草
イラスト : すぶり


今日のインプレダクションはコレ!
ドタバタラブコメモノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


舞台には魔物がいる

高校入学早々ハーレムを築いた
男子、を端から見ていた幼馴染
現実を改変する超常の存在に
憑かれたら、自分の書いた
ハーレムラブコメ小説が現実を改変し始めて――
中盤以降は物語が動き出して
改変能力の扱いが楽しめる、
ハーレムラブコメを外から見る
という手法がなかなか面白い
ドタバタラブコメモノです!


今日の甘口!

・おいしいシーン
  冒頭から一気においしいシーン
  を連打してハーレム形成!
  おいしいシーン好きな
  人にはウケそう
・小説の中の小説
  地味ヒロインの書き始めた
  バカっぽい小説は結構面白かった!
  笑わす前提の内容だけど、
  ラブコメ選手権目指す高校が
  女子生徒が全員十二歳未満のロリ高校
  どーゆう事だよw 年齢おかしいでしょw
・スポットライト
  改変の能力を与えられたせいで、
  地味ヒロインがハーレムラブコメ小説
  を書くと現実がそのように改変
  されるよーになってしまいます
  地味ヒロインの書いた小説に
  主人公の生活が操られていく
  ってゆーか寄せられていくよーな
  感じで進みますね
  でも地味ヒロインもいたずらで
  ラブコメをやらされたりして、
  改変されてるのは主人公なのか
  地味ヒロインなのかって感じの
  ダブル主人公的な楽しみ方
  できるかなと
  後半以降は完全に地味ヒロイン
  の方が主人公という描かれ方になります
・ラストバトル
  ラストバトルへの持っていき方が
  改変を行使する存在に対し、
  授かった改変の力を持って対抗
  という感じで良かった
  バトルは殴り合いだけじゃなく、
  ペンで行うものもやはり良いね!
  バトルの決着はああいう流れに
  持って行きたいんだろうなーとは
  思ったけど、個人的には
  抗って抗っての改変勝負を
  濃厚に書いてほしかったかな
・装飾
  文章の装飾はあまり好きではないのですが、
  本作では改変された所を太字にしてます
  あーこういう使い方なら良いかなと感心しました!


今日の辛口!

・前半
  言葉が流れていった後で
  「あれ? 今のは笑いをとろうとしてた?」
  と感じる箇所がちらほらあった
  スベってしまったのかどうなんだか・・・
  前半はややカットしても良さそうな
  部分があったので、
  取捨選択を強化していくと良いかなーと思います!
・設定
  冒頭の超特急ハーレム構成や、
  その後のハーレム主人公君の
  言動なんだけど、私はてっきり
  改変を行う超常の存在が
  もう一人いて、それが彼に
  憑いているのかと思ったんですね
  そうしないと、改変されてない状態の
  男がハーレム作れる理由が
  生まれない
  でも超常の存在は女主人公にしか
  憑いてないという・・・
  ハーレム主人公君はあくまで
  改変された中でだけハーレム主人公なのであって、
  改変の外でもってのは
  なんか変だなーと感じた
  まーやりたい事はハーレムラブコメを
  外から見るって事よりも
  地味ヒロインがそれを通して自分の気持ち
  に気付いていくって過程の恋愛だからか
  ここら辺は慣れればもっと良い展開にできそ~


以上、
ハーレムラブコメを外から見てみたよ、な?!
ドタバタラブコメモノでした!


2014年2月16日日曜日

あなたの街の都市伝鬼!  5個星です!!

タイトル : あなたの街の都市伝鬼!
賞種   : 第18回電撃小説大賞・金賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 聴猫 芝居
イラスト : うらび


今日のインプレダクションはコレ!
妖怪日常ほのぼのモノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


都市伝説も、妖怪も

都市伝説の本を出さないか
と勧められ、編纂を行う事に
しかし、そうすると都市伝説に
出てくるキャラが次々と目の前に現れて――
んー全体的に平坦かなー
という感じはありますが、
様々な都市伝説に触れる事が
できて、それが全て女の子として
出てくる所が特徴の妖怪? 日常ほのぼのモノです!


今日の甘口!

・都市伝説
  都市伝説を調べ、
  それにまつわる話に触れる、
  といったノリ
  私は詳しくないので
  そーゆうのを紹介してくれる
  ところは良かったです
  いや、それらが架空かどうか
  すら分からないんですがw
・キャラ
  主人公の周囲にいる女の子は
  全員都市伝説のキャラか妖怪
  何とも賑やかなハーレムです


今日の辛口!

・展開や演出
  あれ、これ電撃だよね?
  表紙や裏表紙、側面を見てレーベル確認・・・
  電撃文庫って書いてあります
  いや、もしかしたら私の
  目に視界を奪う邪悪な魔術
  かかっているのかもしれない・・・!
  電撃じゃなくて雷撃とか書いてあるんじゃないの?
  観光地のおみやげ屋とかでありそうじゃん!
  もう一度確認
  カバー外してみたり光にかざしてみたり
  話し掛けてみたりしましたが
  やっぱり電撃文庫です
  何ということだ・・・!
  良い所を何とか書きだそうと
  したんですけど印象が残ってないんですね
  ちょっと平坦で味気無いというか・・・
  ほのぼの系といっても
  展開や演出でもう少し何か
  あっても良いんじゃないかにゃー
  4コマ漫画で演出とか吸収できるかも?


以上、
あれ? な?!
妖怪日常ほのぼのモノでした!


2014年2月15日土曜日

人形遣い  9個星です!!

タイトル : 人形遣い
賞種   : 第7回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞
出版   : ガガガ文庫
著者   : 賽目 和七
イラスト : マニャ子


今日のインプレダクションはコレ!
異能ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


人間らしさの、獲得

武装したからくり人形を操り
討魔を行う少女
本家や分家といった名家の
中で渦巻く陰謀に巻き込まれ、
妖魔だけでなく人間にも追われる事に――
『お前は人形だ』と言われるような
少女の不遇による欠落、
そして出会った吸血鬼少女の温かみに触れ
人間らしさを獲得していく過程
ダークな背景をもって描かれた異能ファンタジー作品です!


今日の甘口!

・やりたい事がはっきり
  武装満載のからくり人形を
  魔力で操る人達
  本家と分家からなる一族形式
  みたいですね
  ただ、やりたい事は異能バトルではなく
  人間性獲得の物語です
  取り上げられやすいテーマかもしれませんが
  一冊でかなり力を入れてそこを
  描いているので好印象!
  何かこういう意味では直前に読んだ
  『秋葉原ダンジョン冒険奇譚(オーバーラップ文庫)』
  も欠落した主人公が出てきた気がするけど、
  本作はそれの完成形か?w
  (テーマだけで見れば)
・設定
  スカートの中などに見た目より
  遥かに多い容量の収納ができる
  『ポケット』という亜空間
  作り出す事ができて、
  からくり人形のみならず色々
  入れておけるらしいです!
  ・・・え? ポケット?
  ・・・それって四次げ あっなにをする貴様らー!(連れていかれる)
・筆力
  序盤分家の陰謀で一気にピンチを作り出す
  というのは効果的な演出!
  その後の逆転を期待しますよね
  鬱な過去エピソードも、その後の
  ほのぼの日常描写を
  強調するためのものかな
  主人公少女の欠落部分を人形と
  表現したり、裏で立ち回る
  本家当主が事件を人形劇と
  見ていたり、作品の路線に
  一貫性がある
  こういう所を見る限り、筆力は高いかと!
・キャラ
  世界はわたしを中心に回っている
  と豪語する
  女主人公で、ちょっとイタイ娘
  でも異能の名家の中不遇極まる境遇で
  育ったため、処世術でそうなったという設定
  分かってしまえば嫌な気はしません
  妖魔に襲われてた女の子を
  助けたらその後絡みが出てくるんだけど、
  その女の子に弄られると主人公
  は拗ねたりして可愛い一面を見せますよ
  主人公少女とその伯父の
  減らず口合戦、といった悪口応酬も面白いです
  それから、一個注意事項ですが、
  本作には男×女の構図がありませんw
・気に入った言葉
  「いったい何と闘っているんですか、あなたは」
  「生きるということに」


今日の辛口!

・イラスト
  カラー絵がもったいない!
  一枚につきキャラ一人を描いてる
  んだけど、キャラ紹介みたいに
  なってしまい物語の空気感
  が伝わらないなー
  もう少しカメラを引いた位置からの
  イラストが欲しかった!


以上、
テーマをがっつり描いた?!
異能ファンタジー作品でした!


2014年2月14日金曜日

《新人賞情報》 第8回HJ文庫大賞 二次通過者発表!

第8回HJ文庫大賞 二次通過者が発表されました!
応募された方、どうだったでしょうか?


締切   : 2013年10月末日
応募総数 : 473作品
一次通過 : 109作品
二次通過 : 26作品

勝ち進んだのが大体くらいでしょーか?!

一次通過でピックアップした個性的な題名のは消えたようですw
次が最終で、3月中旬ごろのようですね

秋葉原ダンジョン冒険奇譚  7個星です!!

タイトル : 秋葉原ダンジョン冒険奇譚 1
賞種   : オーバーラップ文庫キックオフ賞・銀賞
出版   : オーバーラップ文庫
著者   : 中野 くみん
イラスト : 桑島 黎音


今日のインプレダクションはコレ!
RPG系ファンタジーモノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


怖いって、何ですか?

学生でありながら
ダンジョンへと通う二人組
冒険者としてはまだまだで、
仲間を増やしてもっと深層へ
行きたいと思っていたところに
異国の姫やその騎士が現れて――
割とキャラへ当てるスポットを絞らない
書き口で、俯瞰視点で読むと楽しめると思います
ダンジョンにモンスターに冒険者、
魔法といった設定が詰め込まれた
RPG系ファンタジーモノです!


今日の甘口!

・設定
  オンラインRPGっぽい世界
  月額冒険者登録料ってゆー
  課金制度があるみたい
  日本円で5万円ってたっかぁっ!
  課金装備もあるのー?w
  プレミアムコースとかはー?w
・世界観
  ダンジョンだけが非日常で、
  外は全くの日常、秋葉原
  学校も普通に行くし、
  結構社会的には白けた目で
  ダンジョンが認識されてる感じ?
  なので空気感は非日常色全開
  ではないタイプですね
・気に入った言葉
  自分もいつか、誰かのために泣いたりすることができるようになるのだろうか
  そういう感情に乏しい
  イケメン主人公のふとした羨望
・文章
  文章は良い方だと思います!
  セリフと地文できちんと意識
  を分けているんですよね
  書き口は、女かな? この作者さんは
  女キャラの扱いとか
  なんとなくそんな感じがしたけど
  どーなんでしょ
  で、本作の特徴なんですが
  ダブル主人公なのか主人公不在なのか
  スポットライトを一人に集中させて
  いないんですね
  読み方って色々あると思うんですけど、
  その世界を俯瞰的に見ながら読む
  場合は楽しめると思いますよ!
・キャラ
  ダブル主人公なんですが
  イケメンの方は
  女の子のパンツ見て
  『コーディネイトですよね、帽子とローブが白だから下着も白』
  って褒め始めるとか頭オカシイ設定
  鈍感とゆーか感情が
  一部抜け落ちてるような事らしいけどw
  太めの方は喋りに特徴
  持たせてるけど割と普通め設定
  こっちの方が良い味出してるかなー
  ヒロインの姫は他人思いだし可愛いと思う
  キャラ達の掛け合いが
  友達感が良く出てていーと思いますよ


今日の辛口!

・盛り上げ
  若干綺麗に纏め過ぎて
  盛り上げ不足かなぁ
  ダンジョンの外は普通の世界が
  残っているとゆーところで
  冒険一色の世界みたいな
  突き抜けたワクワク感が
  足りなくなってるんだよね
  所々の設定ももう少し
  ゲーム感覚特化にした方が良かったかも
  最近読んだ
  『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(GA文庫)』
  の方は世界全体がファンタジーに
  なっているので、
  文章面ではこっちの方がうまい
  んだけど、ワクワクとか楽しさ
  では向こうかなーと思う
  今後は各章での波、それから一冊
  においての大波を
  意識していけば良いのではないでしょーか
  映画とかで盛り上げ方を
  吸収すると良いかも!


以上、
ぐわっと盛り上げよう、な?!
RPG系ファンタジーモノでした!


2014年2月13日木曜日

白き煌王姫と異能魔導小隊  5個星です!!

タイトル : 白き煌王姫と異能魔導小隊<チート・フォース> 1
賞種   : オーバーラップ文庫キックオフ賞・銀賞
出版   : オーバーラップ文庫
著者   : 桐生恭丞
イラスト : 松之鐘流


今日のインプレダクションはコレ!
バトルファンタジーモノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


選択を、正解に

モンスターの跋扈する世界で
それを討伐する部隊
小隊の隊長となり活動を開始するが――
えーまぁ・・・一言で言えば
直球エロ! とゆー感じの
バトルファンタジーモノです!


今日の甘口!

・直球!
  ド直球なNOT18禁エロ本です!
  (もっと凄いのもあるんでしょーけど)
  何回ヒロインの胸揉んでんだっていうw
  ここまで来ると清々しいですね
  作者の思考がダダ漏れみたいな
  掛け合いと展開なんですけど
  等身大をストレートにぶつけていて
  いやみが無いです!
  嫌いじゃないですよこーゆうの
  ・・・まぁ面白いかと言われると
  そうじゃないんだけどさw
・設定
  異能とゆーか魔法みたいなのを
  魔導って呼んでます、詠唱するようです
  災害獣っていうモンスターはいるんだけど、
  不安材料程度の脅威だそうです
  名前はこう・・・災害レベルに見えるんだけどねぇ
  不安材料ってw
・設定その2
  治癒の魔法が無いってのは珍しい
  バランス考えた?
  でも何度も連呼するよねって
  思ってたら伏線でした!
  どー使うか分からない伏線だったけどw
・幸運か自力か
  幸運すぎる主人公ってことで
  一つ一つの事象が幸運なのか自力なのか
  ってゆう境界線を
  考えさせる部分は良いかも


今日の辛口!

・全体
  冒頭の文章で既に文章レベル
  が見えるんだよねw
  棒読みの実況中継みたいになってるYO!
  掛け合い云々はキャラの知性
  を表してますって事で割り切れば
  いーんだけど、地の文もこれか・・・!w
  後半ちょっとだけ書き慣れてくるんだけど、
  前半と後半で文章の感じが違うよねー
  とかいう事例の一つだね、コレは
  作者が書いてる途中でレベルアップ
  すると前半と後半で
  温度差が出てくるとゆーやつです
  どーしたら良いんだこれ?w
  どこがって指摘ができないので
  まずは数をこなして形を作る
  ところからですかねw
  まーエロにはそれ以外を求めないって
  考えれば、これはこれで固定客が
  付くのか・・・な?


以上、
直球エロな?!
バトルファンタジーモノでした!


2014年2月12日水曜日

第4回後期GA文庫大賞 まとめます!

読了しましたので、まとめま~す!



4回後期GA文庫大
応募総数:570作品

◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
★★★★★★★    大賞     ダンジョンに出会いを求める…
★★★★★★            しきもんつかいはヒミツの柊…
(注1)              あの旗を立てるのは貴方
◆――――――――――――――――――――――――――――――――◆
(注1:未刊行?)


ギンレイの【振り返りま賞!】

んーこのレーベルは
掲示板や動画サイトの住人
主たるターゲットにしているのかなー
という印象

というか、編集部自体が
そーゆうの好きなのかな?
ああでも、完全にそーゆう系は
奨励賞の男の娘モノだけかw
他の作品はとりあえず一般に
寄せようとしたりしているしね

大賞作については随分プッシュ
されてたんで期待して読んでみた
んですけど、
キャラだけ見てる分には良かった
んですが、根本的なストーリー
含めると私的には
飽きさせずに今後引っ張れるのかな?
と心配になったんですね
とはいえメディアミックス展開には
向いていると思うんで、
そっちからの流入でまだ伸びそう
ではあります
今後の展開にちゅーもくですね!

奨励賞の男の娘モノは、
店に例えると分かりやすいかな
店名見ずに入店した私が悪かったよーな
もんですかねw
どうも高評価の嵐にしては
登録数伸びてないなーと思ったら、
店名見た時点で避ける人は避けてるとw
店名見ずに入店するクセは、
私がクエスト好きだからなんですね
それに、面白ければ何でも良いというスタンスですし
義務だったらぐはあっ! だけど趣味だし
色んな作品に出会うのも楽しみの一つなんで
これも経験だーと思ってます


【選評スコープ!】

総評を見てみると、
どれも書き手の『これが面白いんだ!』が強く出てる、
といった感じでした!


個性的、と捉えればいーのかな?
とりあえずこのレーベルの空気が
まだ掴めてないので、
もう少し様子見ですー