2014年2月25日火曜日

明日から俺らがやってきた  5個星です!!

タイトル : 明日から俺らがやってきた
賞種   : 第18回電撃小説大賞・電撃文庫MAGAZINE賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 高樹 凛
イラスト : ぎん


今日のインプレダクションはコレ!
学園青春モノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


だが、最後は

2タイプの未来から自分が
やってきた!
3人の自分でこれからの進路を悩むが――
主人公もヒロインも前置きと言動が
違う気がして、設定がちぐはぐに見えたかなぁ・・・
でもAを選んだ未来の自分、
Bを選んだ未来の自分と会って
会話できるという所は面白いと思う学園青春モノです!


今日の甘口!

・発想
  大学受験に悩んだ時、
  推薦を選んでチャラ男になった自分
  受験を選んで研究者になった自分
  と2タイプの未来の自分が
  やってくるという発想は良いと思う!
  これはあれだね、
  時間軸は一つじゃないよって考え方
  に基づいているのかな
  それとも未来の分岐は無限ですよってだけか
  皆さんは時間軸、どう捉えていますか?
・未来の自分
  どちらの未来の自分も
  不満だらけになっている様子で、
  どちらが良いとかが無い中で
  さぁ選べ、という進路の悩み方
  にしたのは良かったかな
  どちらを選んだって最終的には
  自分なんですよねって感じ


今日の辛口!

・設定とか
  主人公は、彼女はおろか女子と
  楽しく遊んだりした記憶すらない
  みたいな出だしだけど、
  すぐに美人を手玉にとって虜にしてしまう
  振る舞いやセリフがどう見ても遊び人なんだよねw
  だから出だしのキャラ設定が
  ただの文字の羅列になってしまい、
  文章として入ってきませんでした
  ヒロインもどう見ても
  人気者じゃなくちゃおかしい容姿・性格共に◎
  の女の子なのにクールビューティーで
  近付きがたい、とされている
  作品始まるまでの期間ずーっと
  誤解され続けてきたというのは無理があり過ぎる
  キャラの前置きと言動がちぐはぐ
  だったのは私としては痛恨でしたー
  キャラ以外の設定も雑だったよーな
  気がするので、
  設定の練り込みを強化していくと
  良いのではないでしょーかっ


以上、
発想は良かった、な?!
学園青春モノでした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    選考委員選評を見てみると、
    やりとりは面白いが間延びした印象、
    ヒロインの突飛さがうまく絡んでこない、
    同一人物達の諍いは逡巡の具現化のようで面白い、
    と言った感じでした!

    ★ 選考委員選評 ★

    逡巡の具現化は文芸要素っぽいですね~
    受賞コメントでしっかり地に足を付けたい
    とありますので、頑張って下さいね~!

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