2014年2月10日月曜日

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか  7個星です!!

タイトル : ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 
賞種   : 第4回後期GA文庫大賞・大賞
出版   : GA文庫
著者   : 大森 藤ノ
イラスト : ヤスダスズヒト


今日のインプレダクションはコレ!
キャラ小説モノ(ファンタジー編)です!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


男の浪漫なんですよ!

美女美少女に出会うため
ダンジョン探検に挑む冒険者
窮地を助けてくれた美女冒険者
に少しでも近付けるよう
熱心にダンジョン通いをするが――
文章や演出に拙さは残るものの、
弱くても愛嬌のある主人公を
始めとしてキャラクター達が
活き活きと描かれているキャラ小説モノです!


今日の甘口!

・キャラ
  本作の核はずばりキャラ!
  よわよわ主人公、ただし愛嬌あり
  甘え上手っぽいね
  背伸びしない人物造形
  にしたのが良かった!
  キャラは全体的に力を
  入れているし、うまい
  豪傑なドワーフ母さんも好き!
  人気絵師のイラストと共に
  キャラで攻めるものっぽいね!
・世界観
  冒険者、レベル、異名と
  ゲーム要素たっぷり
  それからダンジョン、モンスター
  経験値、ドロップアイテムとかね
  RPGの世界で親しみやすい!
・特別アイテム
  主人公がロリ巨乳ちゃんから
  受け取ったナイフなんだけど、
  特別製ナイフ、35年ローン
  ・・・家かよ?!w
  凄い値段なんだね!
・モンスターの悲鳴
  ゴブリンの悲鳴が気に入った!
  『ゴブリャアッ』
・ひとのための行動
  ロリ巨乳ちゃんが主人公のために
  必死にお願いを訴えるのは良かった
  ひとのために必死になれる
  のって素敵ですね!


今日の辛口!

・基礎的な部分
  勢いは良くて掴みはOK!
  なんだけど、
  セリフ回しが特殊系で、
  まーセリフとしてはそれでも
  良いんだけどね、
  文章の言葉の選び方も
  そんな感じがする
  一旦それで書き上げてから
  一般的な表現へ寄せていった
  ようなアンバランスさがちらほら
  三人称視点が三人称視点じゃない
  部分とかも含めて、
  目下の課題は基礎力かなー
  これは数をこなす内に
  力をつけていけば良いと思う
・演出
  こっちの方が
  ゴブリャアッ! な課題なんだけど、
  所々演出で「あれ?」ていう感じに
  なったんですよね
  酒場でハイクラス冒険者グループ
  が主人公を話題にした一幕とか
  せっかく作った特製ナイフを渡す
  までの過程とか
  どちらかというと、漫画やアニメ
  だとそこら辺気にならずに済んだ
  ような気がする
  小説ってゆー媒体をどう捉えるか
  って言うとムズカシーかなw
  今後続けていく上ではそこら辺を
  意識して、飽きさせないような
  工夫が必要になるかも・・・?!


以上、
キャラの造形と扱いがうまい?!
キャラ小説モノでした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    編集部? 選評を見てみると、
    世界観、キャラ、構成どれも秀逸、
    少年の成長物語としても良い、
    といった感じでした!

    ★ 編集部? 選評 ★
    (投稿時タイトルは『ファミリア・ミィス』)

    編集部としては絶賛ですね~
    既に何巻も出ているようなので、
    心配いらないかな?
    このライトノベルがすごい!2014でも
    期待作として挙げられていたので、
    頑張って下さいね~!

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