2014年2月24日月曜日

ミニッツ―一分間の絶対時間  7個星です!!

タイトル : ミニッツ―一分間の絶対時間
賞種   : 第18回電撃小説大賞・選考委員奨励賞
出版   : 電撃文庫
著者   : 乙野 四方字
イラスト : ゆーげん


今日のインプレダクションはコレ!
学園異能モノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


ゲームに勝て

相手の心の声を聞く異能
これと社交性を用いて
一年生にして生徒会長を目指すが――
家族設定で親を死なせすぎ
だったり各キャラの扱いは
うーんという気はしますが、
心理戦の演出と人間の黒い部分の描写
などは良いのではと思える学園異能モノです!


今日の甘口!

・設定とか
  一分間の絶対時間、という題名から
  無双能力を想像したけど
  相手の心の内を読める、というものだった
  それでも充分最強クラスの異能だけどw
  詳しい異能の説明はないけど
  逆に説明は大してしなくても
  すっと入ってくる系のものだったので良し
  諸々の駆け引き部分というか
  心理戦というか、
  そーゆう部分は結構楽しめました!
・作中ゲーム
  作中の天才と馬鹿ゲームは面白い
  でも全然そこを前面に
  出さないのがもったいないなー
・黒い部分
  人間の黒い部分を隠さず、
  というかむしろ強調して描いたことは
  評価したいかな


今日の辛口!

・背景設定や過去エピ
  主人公やヒロイン、その妹における
  家族設定で親を死なせ過ぎ!
  暗い過去をでっち上げるためにそうした
  感が否めず、キャラ設定作りに感心できないし、
  クラスメイトも下僕扱いで好感が持てない
  結局幼馴染、巨乳美女、ヒロインなどの
  ハーレムを作りたいだけという発想が寂しい
  何というか、家族やら仲間やら、
  大切にしてほしーですね・・・
  作風に合わせてそうしただけだったら
  良いんですけどね
・展開
  一年生にして生徒会長を目指す、
  という目標の割に
  生徒会選挙までは描写しなかったのがもったいないかな
  選挙は開始されてその中での
  舌戦という流れにした方が良かったのでは
  とゆー事で一巻でどこまでを
  纏めるのかっていう取捨選択を
  強化すると良いのかも


以上、
周囲の人を大事にしてほしい、な?!
学園異能モノでした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    選考委員選評を見てみると、
    能力の反動が面白い、
    ただ設定で焦点が曖昧に、
    腹の探り合いが楽しい、
    といった感じでした!

    ★ 選考委員選評 ★

    受賞者コメントで
    商業的にNGな設定や描写
    で改稿の嵐とあったのがなんともw
    やっぱり作風に合わせての色々
    だったのかなー
    これからも頑張って下さいね!

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