2016年4月9日土曜日

魔導書作家になろう!  7個星です!!

タイトル : 魔導書作家になろう! >ではダンジョンへ取材に行きますか?(はい/いいえ)
賞種   : ―
出版   : 電撃文庫
著者   : 岬鷺宮
イラスト : こちも


今日のインプレダクションはコレ!
特殊なお仕事系モノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


取材行きましょう!

魔導書の作家になった
そうしたら実践に連れ回され――
魔術の特殊なお仕事系
それなりかな
作家だけど魔導書という
ファンタジーな作家のお話
作家にはちょっとしたミスで
「仕方無い」と思っていても
読者には「仕方無い」では済まされない
というのは印象深い言葉ですね
廃棄食品を売ってしまう騒動にも
通じるものがあります
そんな『生産者』と『消費者』
を感じさせてくれる一冊


今日の甘口!

・流れ
  読めば魔術が使えるようになる【魔導書】
  が巷では流行していた
  書店の棚にはそうしたものが
  ずらずら並んでいる
  とある少年は【魔導書】の
  新人賞を受賞し、
  作家になった
  初めて編集部へ足を踏み入れると
  そこで待っていた担当編集者は
  何と可愛い女の子だった
  編集者は笑顔で早速あなたの書いた【魔導書】
  を実践してみようと言って
  ダンジョンへ連れていき・・・という流れ
・テイスト
  新人作家に担当編集が「取材行こう!」
  と外に連れ出すのを
  起点としてストーリーが
  進んでいきます
  ドタバタ風味を出しつつ
  時折真面目に(作家業だからね)
  という感じですね
・キャラ
  【アジロ】は主人公少年
  魔導書の新人賞を受賞
  普通系
  【ルビ】
  アジロの担当編集
  元勇者のヒロイン
  軽いノリで大変なことを言い出す
  ナチュラルな振り回し系
  【ネイム】
  絵描きのオーク少女
  間延びした口調で自分の世界を持っている
  【クーチェ】
  校閲のエルフ女性
  怜悧で厳しい
・魔導書
  本作だと魔導書は
  作家が書くものとなっています
  実際こういうのがあったら
  どうなるかなーと考えてみると、
  多分学問書の分類となり
  教育機関とか研究所とかが
  出版するようになるんじゃないかな


今日の辛口!

・全体
  あまりこれといった問題は
  見当たりませんでした
  ただ、掛け合いをもう少し
  推敲するともっと楽しさが
  強調できて良いのではないかと思います


以上、
取材取材、な?!
特殊なお仕事系モノでした!


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