2016年1月1日金曜日

ココロ・ドリップ2  10個星です!!

タイトル : ココロ・ドリップ2~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~
賞種   : ―
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 中村 一
イラスト : ―


2016新春一発目のインプレダクションはコレ!
人間ドラマ作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


春が届いた

交差点のように誰かが立ち寄り
カフェの面々が繋いでいく――
カフェを中心とした人間ドラマ
今回も凄く良かった!
登場人物たちが集まって
作り出す空気感が非常に
巧く描き出せていて、
本当にそこがありそうな
気分を味わえました
冬と春の移り変わりと
心境の変化もあり
心機一転という温かな力も
もらえる一冊でした


今日の甘口!

・流れ
  自由が丘にある《カフェ六分儀》
  そこには様々なものを
  抱えた人達が吸い寄せられていく
  とある男性はここへ立ち寄り、
  恋人が事故で
  記憶を失ってしまったらしく
  嘆いているようだ
  恋人の女の子は男性のことを
  完全に忘れていて
  一方的にメールを送りつけてくる人
  という認識になってしまっている
  このまま二人は元に戻る
  ことはないのか・・・という流れ
・テイスト
  恋の問題とか仕事の問題を
  抱えた人達
  カフェのマスターは穏やかだけど
  主人公の知磨がヤキモキしながら
  見守ったり突っ込んでいったりします
・キャラ
  【知磨】
  女子大生
  素直で人が困っていると放っておけない
  【日高】
  《カフェ六分儀》マスター
  飄々としていてかつ穏やか
  かろやかに珈琲を飲みながら謎を解く
  【拓】
  調理担当で作家
  ツンツンしているが弄られ役
・褒めるとは
  「褒めるのは簡単だ
   だが本気で読まなければ
   ダメ出しはできない」
  作家の拓が知磨に言った言葉です
  これはそうだと思います
  わたしも本気で読んだからこそ
  辛口な部分も出てくるわけです
  ただ、世の中には憂さ晴らしとか
  攻撃するためだけに辛口な
  感想を書いたり上から目線で貶したり
  する人もいるので
  (感想サイトを見るとそれっぽいのを沢山見かけます・・・)
  微妙な問題ではありますね
  作家の人は感想を参考にする時
  『これは本気なのかどうか』を
  嗅ぎ分ける必要があるでしょう


今日の辛口!

・全体
  あとがきにも書いてありましたが
  お話が一つ幻になってしまったみたいで
  ちょっとボリュームが少なくなってしまったなあ
  という感じです
  幻の話は次巻に持ち越しみたいなので
  待ち遠しいですねw


以上、
恋の問題や仕事の問題、な?!
人間ドラマ作品でした!


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