2015年8月28日金曜日

WORLD END ECONOMiCA  9個星です!!

タイトル : WORLD END ECONOMiCA Ⅰ
賞種   : ―
出版   : 電撃文庫
著者   : 支倉 凍砂
イラスト : 上月 一式


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


考えて投資をしたか

お金を稼ぐため投資に没頭
そして強力な相棒が――
投資のファンタジー
けっこう良かった!
お金至上主義と精神主義
お金で得られないものを
体験しつつ金持ちを目指す
感じでしょうか
目つきの鋭いヒロインに
『馬鹿なの?』と言われるのを
至上のご褒美としているのか
その表現にずいぶんこだわってましたね
善意が破滅を導くのか、
しかし最後の展開で破滅を導いたのは
焦りでしたね
続きが気になる終わり方でした


今日の甘口!

・流れ
  月に人類が進出した未来
  家出した少年はてっとり早く
  稼ぐため株に手を出していた
  毎日数字とニュースを
  目まぐるしく確認しながら
  損をしないようにしている
  ねぐらにしていたネカフェが
  3日間閉まるというので、
  そこで紹介された場所で
  宿をとることにする
  しかし行ってみると、
  そこは教会だった
  教会ではお人好しの女性と
  触れれば怪我しそうな
  敵意を隠さない少女がいて・・・という流れ
・テイスト
  投資コンテストの話から
  転がっていくのですが、
  そこに至るまでで既に
  300ページなので
  多く見かける本の一冊分が
  まるまる前置きになっている、
  と考えじっくり読みましょうw
  そこからは雰囲気で行う投資と
  数学を用いた投資という
  必勝を編み出していきます
・キャラ
  【ヨシハル】は主人公少年
  とにかく金が欲しい
  効率主義なところがある
  【リサ】
  教会の主
  面倒見の良い女性
  でも世間知らずではない
  【ハガナ】
  目つきが鋭く猫みたいな少女
  口数が少なく敵意を隠さない
・年齢的なもの
  主人公が「これじゃあ子供だ」みたいな
  感じで子供に見られたくない
  といった気持ちに支配されているのが
  思春期を表していて良いですね


今日の辛口!

・全体
  何とかして300ページに
  収められなかったかなあw
  まあその分情景も浮かびやすいし
  キャラクターのイメージ付けも
  入念にできるんですけどね
  300ページの倍以上あるのは
  多すぎる気がw


以上、
月で投資だ、な?!
ファンタジー作品でした!


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