2015年7月28日火曜日

この恋と、その未来。  8個星です!!

タイトル : この恋と、その未来。 -一年目 春-
賞種   : ―
出版   : ファミ通文庫
著者   : 森橋ビンゴ
イラスト : Nardack


今日のインプレダクションはコレ!
日常系作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


ずっと友達で

全寮制の高校へ進学
そこで出会った寮生は――
『時代』を扱った日常系
けっこう良かった
性同一性障害だけでなく
方言とか見知らぬ土地
というのも含めると
『それまで知らなかった世界に触れる』
が表現されているような気がします
主人公のどうしていいか
分からない感じがうまく出ていますが、
そういう方向へ持っていきますか・・・
テーマにしたら表紙は
ちょっとNGな気がするかな


今日の甘口!

・流れ
  三人の姉に囲まれて育った
  少年は姉達に虐げられ続けた
  ために女が苦手になっていた
  一念発起し高校は遠方の
  全寮制のところにし、
  東京から広島へ移り住む
  しかしそこで、
  寮で同室の者が
  心は男だけど体は女だからヨロシク
  ということになった
  本人の意向で他の人には
  このことは喋れない
  初めて向き合う性同一性障害の人
  普段は男として接するが・・・という流れ
・テイスト
  んーまあ、
  心は男だけど体は女というのを
  意識させるためのイベントが
  色々と発生していきます
  よくある同棲とラッキースケベ的な
  ことが起こるけど、
  でもそれは形式だけであり
  心で見るならば男同士なわけです
  しかし意識するなと言われても
  主人公は意識してしまう、みたいな
  そういう感じですね
・キャラ
  【四郎】は主人公少年
  没個
  【未来】
  心は男だけど体は女
  積極的だけど苦しさを抱えている感じ
・テーマ性
  心は男だけど体は女
  の方にスポットを当てたのは
  支持したいと思います
  テレビなどではその逆の方なら
  どの番組も出演者の枠が
  取られていたりして
  そっちばかり取り上げられている
  というのが気になっていたのです
  (というか、それ自体がエンタメにされてないか??)
  心は男だけど体は女
  も同様に考慮してこそ
  性的マイノリティとちゃんと向き合う
  ことになるのではないでしょうか


今日の辛口!

・全体
  ラノベらしさがあるかというと
  ちょっと不明な感じですね
  これって今後どういう風に
  展開させるんだろうか・・・
  このテーマを扱った上で
  恋を娯楽にしてしまうと
  性的マイノリティを遊び道具に
  考えてるの? ってなっちゃうし
  難しい気がするなあ・・・


以上、
寮で同室の者は・・・、な?!
日常系作品でした!


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