2015年7月21日火曜日

熾界龍皇と極東の七柱特区  9個星です!!

タイトル : 熾界龍皇と極東の七柱特区
賞種   : ―
出版   : ガガガ文庫
著者   : ツカサ
イラスト : 夕薙


今日のインプレダクションはコレ!
異能ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


友人として

空想上の存在達と人類の
共存する世界だがその関係は――
神話を掻き混ぜた異能ファンタジー
割と良かった!
ネーミングは中二全開ですw
かなり入念というか、
テンポは非常にゆっくりですね
人類と神というようなものを出すと
大抵は人類側を描いて神なんて
クソくらえという感じに持っていくのですが
本作だと人類側じゃない方を
描いているのが特徴ですね
混沌から秩序やルールへと
向かって行くというスタンスも
なかなか無いもので、
種族間の抱える問題や
パワーバランスとその歪さなんかも
出ていたので読み応えがありました


今日の甘口!

・流れ
  神話の存在が実在する世界
  それらは【幻類】と呼ばれ、
  【幻類】の用いる霊気とか魔力を【幻素】と呼ぶ
  人類が【幻素】を発見してから
  これを巡り【幻類】と人類の
  大戦争に発展し、
  日本は一度滅んだ
  それから【幻類】の長の一人が
  人類との共存計画を立ち上げ、
  七人の長で七つの特区を日本に作る
  元東京の特区を治めることになった
  アマテラスの一行だったが、
  式典でいきなり人類に襲撃を受け
  前途多難な出発に・・・という流れ
・テイスト
  異能モノだけど戦闘は
  割と限定的で、
  言わば人間と神を一緒に
  住まわせてみたらどんな問題が生じるか?
  というのを表現していくのが
  主軸になっております
  力のある者とそうでない者、
  友好的な者とそうでない者、など・・・
  一方的にならないよう配慮もされた
  描き方になっていて楽しめると思いますよ
・キャラ
  【湊】は主人公少年
  幻類でかなりの年月生きているけど
  見た目は17歳くらい
  普通系の性格
  【照日】
  アマテラスで九尾狐の姿
  困っている人を見ると方っておけない性格
  【蓮路】
  人間で襲撃者
  かつては湊と親友だったらしいが
  ある事件を境に敵対した?
・スタンス
  『好き勝手して何が悪い!』
  隆盛の業界なので
  秩序へ向かって行くスタンス
  どう読み手に受け取られるのか、
  売れ行きに注目したいところですw


今日の辛口!

・テンポ
  テンポがやたらゆっくりなので
  大まかには襲撃だけでしたw
  ページ数にしては
  ちょっとイベントが少ないかな~
  でも敵役の蓮路の扱いなんかも
  良かったので
  続巻に期待かな


以上、
神と人の共存、な?!
異能ファンタジー作品でした!


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