2015年7月12日日曜日

ラエティティア覇竜戦記2  9個星です!!

タイトル : ラエティティア覇竜戦記2-持たざる者の剣-
賞種   : ―
出版   : HJ文庫
著者   : すえばしけん
イラスト : 津雪


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


賭ける価値

次の国の攻略にとりかかる
主人公達だったが――
戦記風味のファンタジー
かなり面白かった!
ページ数や話のテンポからして、
どっしり腰を据えて描くという
スタンスになった2巻
本作の設定は構成との
親和性があり展開の幅を
広げられるのが巧いなと感じました
今回は世界を創った神の一柱と遂に
ゲームを行いましたね~
クズな神と俺様系を装う少年の勝負、
少年はどこで仕掛けるのか・・・!
前哨戦の神王同士の勝負は
さすがにびっくりしました
まさかそんな手を使ってくるとは・・・


今日の甘口!

・流れ
  1巻で黒の国マグノリアに
  勝利した紅の国ラウルス
  次の標的は蒼の国ティリアとした
  しかし戦いを仕掛けるよりも
  相手国の要である精霊龍を
  説得して無血勝利を目指すことにする
  そこで少人数で向かった
  トウヤ達だが、
  ティリアの精霊龍との初回交渉は失敗
  そいつの抱えている問題を探り
  解決してあげないと
  説得には応じないだろうということになり、
  情報収集を始める・・・という流れ
・テイスト
  まあ戦記と題名にありますが
  戦記成分はあまり無く、
  駆け引きがメインのファンタジーです
  最近はクズがゲームで無双するのが
  流行ったりしていましたが、
  本作のはクズではないですw
・キャラ
  【トウヤ】
  異世界から来た少年
  人をくったような性格
  【ラシェル】
  祭司長の少女
  真面目系の性格
・設定
  これは1巻を描いた時点で
  作者が意識していたかは分かりませんが、
  精霊龍の設定は巧いですね
  相手国のエネルギーを司っているのが
  この精霊龍だから、
  ここさえ説得してしまえば勝利、
  だから積極的に勝利に向かって行動できるというシステムです
  戦記モノでは普通、
  敵が一方的に攻めてくる
  という構成が殆どです
  (主人公達を積極的な性格にするとバッシングを受けるのでしょう)
  この問題をクリアしてしまったのは
  本作の素晴らしいところですね!


今日の辛口!

・テンポ
  もうちょっと何かがあれば
  『戦記風味』から本格的な『戦記』
  できるんだけどなあw


以上、
神とのゲーム、な?!
ファンタジー作品でした!


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