2015年7月1日水曜日

大神兄弟探偵社  読みました!!

タイトル : 大神兄弟探偵社
賞種   : ―
出版   : 新潮文庫nex
著者   : 里見 蘭
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸のコレ!
事件簿作品です!


不都合を明るみに

絵画盗難事件に困り
頼った探偵はかなりのクセ者で――
変り種のミステリ
かなり面白かった
最初はキャラクターを重視した
洞察力鋭い探偵モノという感じだけど、
途中からまさかの
絵画窃盗ミッション
悪徳画商の高セキュリティビルから
盗み出せということで
ハリウッド映画や怪盗の三世を連想する
冒険心をくすぐる内容でした
あとがきを読んでそれも納得、
大変楽しめたエンタメでした


今日の甘口!

・流れ
  世間では絵画盗難事件が
  起きていた
  とある青年は、彼女の姉が
  その事件の容疑者とされていて
  気をもんでいた
  彼女は憔悴しきっているし
  姉は事件を起こす性格ではない
  そこで青年は何とかできないかと
  ネットで調べ、
  【大神兄弟探偵社】に訪れる
  青年はそこで手伝いをする代わりに
  調査してもらうことになった・・・という流れ
・テイスト
  鋭い洞察力を持つ探偵
  それからその仲間達
  ミステリ色は弱めですが、
  その分エンタメ性が
  高くなっております
  後味もすっきり終わらせてくれるので
  気持ち良く読めると思いますよ
・キャラ
  【友彦】
  大学生の青年で、
  彼女の姉が事件の容疑者となっている
  運動系の特技アリ
  蛇やにょろにょろ系が苦手
  【麻耶】
  友彦の彼女
  姉が疑われマスコミが押し寄せてきて
  精神的に参っている
  【百合】
  麻耶の姉で美術館の学芸員
  事件の日美術館の外で倒れていた
  記憶喪失中
  【鏡市】
  探偵の青年
  鋭い洞察力と悪党と渡り合う
  駆け引きの巧さもある
  【辰爾】
  鏡市の双子の弟
  力仕事担当
・展開
  濃厚なミステリも良いですが、
  こういう無茶をやらかす
  展開も良いですね~
  悪党と渡り合うのに
  こちらだけお行儀よくやるつもりはない
  っていうスタンスも爽快でした


今日の辛口!

・全体
  ところどころやや雑な
  部分もありましたが、
  展開で楽しむことができました!


以上、
絵画盗難事件の?!
事件簿作品でした!


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。