秋葉原ダンジョン冒険奇譚２ ７個星です！！

タイトル　：　秋葉原ダンジョン冒険奇譚２
賞種　　　：　―
出版　　　：　オーバーラップ文庫
著者　　　：　中野くみん
イラスト　：　桑島黎音


今日のインプレダクションはコレ！
ダンジョンモノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


まだ知らない

ダンジョンの新層へ突撃
しかし瀕死で帰ってきて――
日常色強めのダンジョンモノ
それなりかな
主人公達の悩み、
相反する二つの感情、
気付き、
周囲との関係性を認識していく巻ですかね
自己犠牲という画一的な表記を
使っているけどキャラ毎に
微妙に違うものを持ってるように見えたかな


今日の甘口！

・流れ
　　秋葉原にはダンジョンがある
　　そのダンジョンに新層が
　　できたということが話題となり、
　　世界各国から冒険者が
　　殺到していた
　　一向もダンジョン新層に向かう
　　だがダンジョン協会の人に止められたり
　　その目を盗んで入っても
　　モンスター一匹で全滅の危機に遭ったりで失敗
　　協会の人にお前たちには
　　足りないものがあると言われ、
　　考え始める・・・という流れ
・テイスト
　　お悩みと成長という
　　青春チックな要素が入っています
　　結論を急いだからか
　　ちょっと展開が奇妙だけど
　　周囲の人達の言葉で心境に変化が起こります
・キャラ
　　【榮倉 祥真】は主人公少年
　　鈍感で意識せず女性を口説く言葉を吐く
　　【丙上村 莉央】は友人少年
　　小太りで、喋り方からして濃い
　　【アーシェラ】はヒロイン
　　清楚系の性格
　　【クリス】はサブヒロイン
　　普段は男装している
　　真面目系の性格


今日の辛口！

・キャラ
　　読んでいると祥真よりも
　　莉央の方がだんぜん
　　良いキャラに思えるのが難点かなｗ
　　それは何故かというと
　　莉央は噛ませ犬の役割や
　　汚れ役を背負わされているけど
　　出番が多く、目立っている
　　かつ、キャラの味も良いんです
　　それに対し、
　　祥真は最後においしいところを
　　持って行くだけだから・・・
　　たぶん莉央の性格を悪く設定していれば
　　そこら辺が解決できたのかもしれないかな


以上、
ダンジョン新層、な？！
ダンジョンモノでした！