賞種 ： 第２５回ファンタジア大賞・ラノベ文芸賞
出版 ： 富士見L文庫
著者 ： 霧友 正規
イラスト ： 杉基 イクラ
今日のインプレダクションはコレ！
非日常系モノです！
評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！
見えないモノを大切にする
霊が見えない青年の前に
助けを必要とする霊が現れて――
幽霊との非日常系
それなりに良かった
雰囲気的には大学生というより
まだ高校生になりたてな感じの
少年っぽさがあるけど
コンプレックスについて本音ベースでも
いくらか書かれていたのが良かった
主人公には見えない幽霊、
でも周囲の人にはそれが見えている
という状況設定で、
周囲の人を介して自分には見えない
幽霊とやりとりを重ね、
次第に存在を確かなものとして
感じていきます
今日の甘口！
・流れ
幽霊が普通に見えて、
共存している時代
大抵の人は幽霊が見えるけれども、
幽霊が見えない男性がいた
そんな男性は写真部で
誰も来ない展覧会の店番をしていた
そうしたら幽霊がやってきて、
どうやら周囲の人に訊いてみると
その幽霊は男性に成仏させてほしいと
言っているらしい
でも幽霊は記憶喪失みたいで
具体的にどうすれば成仏できるのか
分からないとか
仕方無いので男性が撮影した
写真の場所に連れていってみる・・・という流れ
・テイスト
幽霊と恋愛と言えば・・・
という感じで要素は王道ですね
主人公にだけ見える幽霊、
というケースはよくあるけど、
その逆をやってみようという
発想の産物のようで、
苦労しながらも
見えない彼女との触れ合いとかを
感じ取っていけたら良いのではないでしょーか
・キャラ
【小鳥遊 昴】は主人公青年
みんなは霊が見えるけど
自分だけ霊が見えないってことで
捻くれて育った
【滝尾 浩二】は友人男性
イケメンでノリが軽い
【進藤 麗華】は部活の先輩女性
美人だけど酒好きだったり男っぽい
【月見里 舞彩】はクラスメイト女性
小動物系
【詩織】は幽霊
記憶喪失で擦れていない
今日の辛口！
・全体
まあ幽霊というと切なさを
演出する王道だよね～
という思考が邪魔してしまい、
もうちょっと別の道を
模索できたらもっと良かった
んじゃないかな～と思いました
以上、
幽霊見えないんだけど、な？！
非日常系モノでした！
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