賞種 : ―
出版 : 電撃文庫
著者 : 真坂マサル
イラスト : 生煮え
今日のインプレダクションはコレ!
狂気系作品です!
評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!
選択しなければ
しげ子さんと一緒にいると
また奇妙な事件と出くわして――
後味のどろりとした狂気系
割と良かった
不謹慎ネタに走るしげ子さんは健在で、
妖しげな存在感を放っています
赤い糸で結ばれた二人はどちらかが
どちらかを殺してしまう・・・
そんな運命を断ち切れるか?
主人公は考えを巡らし奔走するけど、
事件の背景や思惑になかなか気付かない
しげ子さんはハッピーエンドを作らない、
でもバッドエンドの形を変える・・・
2巻はもっと狂気に走り始めましたね~
今日の甘口!
・流れ
しげ子さんは古い黒電話を
持ってきた
それは呪いの黒電話だという
かかってきた電話は
自殺志願者からの相談
なんと焼身自殺をしたいという
主人公が止めようとするも
電話は切れてしまい、
後で未遂となるがそれは
実行されてしまう
志願者からはメッセージが
あるはずなのだが、
それが何かは分からない
その母親とも会ってみるが
母にも影があって・・・という流れ
・テイスト
死が絡む事件と出会い、
しげ子さんがそこへ独特の
アプローチをしていきます
それに対し主人公は真っ当な
考えて臨み、時には意見がぶつかったり
しながら結末へ向かっていきます
そして、事件の終わりには
微妙に後味の悪さも残る余韻があります
最悪の結末は回避できたのかもしれないけど・・・
という感じですね~
圧倒的に優しい世界を望む人には向かないかも
・キャラ
【楠見 朝生】は主人公少年
没個性系
【水木 しげ子】はヒロイン
常に死の臭いのする方へ寄っていく
不謹慎ネタで笑う
今日の辛口!
・全体
まあ1巻でもそうだったんだけど、
これはあくまでミステリではないです
『そこを隠しちゃうの?』って感じで
重要なピースを先に提示しないんです
本物の場合先にピースは全て提示して、
その情報を基に結末とか仕掛けを想像
したりするんですが、
ピースが足りないとそれができません
なので、あくまでキャラ小説&不思議な感じを
楽しむと良いと思います
以上、
影の濃い?!
狂気系作品でした!
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。