賞種 ： ―
出版 ： 富士見L文庫
著者 ： 北山 大詩
イラスト ： 清原 紘
今日のインプレダクションはコレ！
サスペンス作品です！
評価は
★★★★★★★★☆☆
８個星です！！
魅入られる
犯罪者の心理を読む少年と
事件に巻き込まれて――
危ない奴らのサスペンス
それなりに良かった
タガの外れた人間と境界線に
いる人間を、事件を絡めて描いています
殺人鬼というものの猟奇性、
『自分が犯人ならこうする』
という読みが鋭い少年
自制ができるかできないか
一定のところでブレーキを踏まずに
アクセルを踏み込んでしまう者がいる
境界線の向こうとこっちでは
会話が成り立たない、
でも会話させてみるという試みが印象的でした
今日の甘口！
・流れ
臨時の養護教諭となった女性は
自宅付近でダンボールに
入った少年を発見し、保護する
少年は自分が勤める予定の学校の
生徒のようだが、
家を焼け出されたとか
少年はどうも素直とは対極に
あるような性格で、
素を隠そうとする
今、街では連続放火魔や殺人犯が
まだ捕まっていないとかで
物騒になっていた
そして少年と買物に行った先で
遂に事件へと巻き込まれてしまい・・・という流れ
・テイスト
猟奇と狂気、というキーワードでしょうかね
平和なものではないので
読む場合ちょっと注意が必要です
タガが外れているというキャラが
多く出てくるのが特徴です
・キャラ
【各務原 更紗】は臨時養護教諭の女性
普通系だがワケありの人を見ると
見過ごせないところがある
【支倉 海斗】は高校生男子
家を焼け出されて困っている
捻くれがあり何か抱えていそう
匂いフェチを自称している
・気に入った言葉
開き直った相手には何を言っても通じない
今日の辛口！
・題名
『共鳴』という言葉だと
何だか模倣犯的なイメージがあるので
海斗と合致しないような気がするかな
海斗はあくまで犯人の立場に立って
考えることができるだけだし
ただ踏み外しそうなキャラではあるんだけど・・・
以上、
猟奇と狂気な？！
サスペンス作品でした！
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