2015年2月3日火曜日

グランクレスト戦記2  10個星です!!

タイトル : グランクレスト戦記2 常闇の城主、人狼の女王 
賞種   : ―
出版   : 富士見ファンタジア文庫
著者   : 水野 良
イラスト : 深遊


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー戦記作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


新たな城

テオとシルーカの仕えた国は
多種族の国で――
王道系ファンタジー戦記
今回も素晴らしかった!
こういう淡々として落ち着いた
ファンタジーが読めるだけでも
まだラノベも捨てたものではないなと思える
魔女・人狼・吸血鬼とファンタジーに
定着した者達も登場し、
それぞれの社会を形成している
国ごとに、種族ごとに、君主ごとに
文化や価値観の違いがあり
混沌とした世界が描かれていて
新たな集団が描かれる度に
新鮮な感覚が味わえます
テオには大きな器があり、
シルーカと共にそれをどう磨いていくのか
今後も見守っていきたいシリーズです


今日の甘口!

・流れ
  コンスタンス家に仕える
  ことになったテオとシルーカ
  まずは領地のアルトゥーク国の
  歴史を学び始める
  一方でテオの【聖印】を預かった
  ラシックはセーヴィス国を
  掌握しようとしていた
  そしてテオとシルーカは
  国内の人外種族達に挨拶を
  しに行く事になるが、
  その裏では不穏な動きもあるようで・・・という流れ
・テイスト
  数多くの国が乱立し、
  それぞれの国で風土も文化も
  全く異なるという感じで
  文化とか風土の設定が
  細かく練り込まれているので
  広い世界観が味わえます!
  剣と魔法の慣れ親しんだ
  ファンタジー世界で繰り広げられる
  戦略や策略も存分に楽しめるでしょう!
・キャラ
  【シルーカ】は女性魔法師
  頭脳明晰で戦略家、
  外交もできるがまだやり方が若い
  【テオ】は男性騎士
  魔境と圧政に苦しむ故郷を救いたい
  野心よりも夢に生きる性格
  【ラシック】は男性君主
  テオのこれまでの功績である【聖印】を預かっている
  ただいま領土拡大中
・作風
  王道で剣と魔法のファンタジー
  というのは古くから描かれて
  きているものですが、
  本作は読んでいてそれほど古いとは感じません
  シルーカを始め登場人物達の
  会話にコメディ色があったり
  ライトさが織り込まれているからかも
・気に入った言葉
  『力ある者が力なき者を守るという考えは独善に陥りそう』
  ・・・加減が難しいのでしょうね
  力があればその分だけ苦悩します
  力のない私達は力のある人達を
  羨んで足を引っ張るのではなく、
  支えていける広い心を持ちたいところですね


今日の辛口!

・特に無し!
  突っ込みたいところは
  特にありませんでした!
  どんどん広がる世界観で
  次も楽しみです!


以上、
不穏な動き・・・、の?!
ファンタジー戦記作品でした!


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