2015年2月21日土曜日

蒲生邸事件6  読みました!!

タイトル : 蒲生邸事件6
賞種   : ―
出版   : 大活字文庫
著者   : 宮部 みゆき
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸のコレ!
SF作品です!


二月二六日の雪

終息を迎える事件
それぞれの思いが語られる――
時間旅行のSF
凄く良かった!
完結ということでこれまで
隠されていた真実や秘めた思いなどが
語られていき、
ページを捲らせる力が
非情に強かったです
時間旅行者の思いとか、へえ~という感じ
タイムトリップものでは別れ際が
何だか切ないですね
エピローグの蒲生邸事件のその後
からのそれぞれの生きた軌跡が語られるところは
あまりに凄まじく、圧倒されました
6巻合わせて大ボリュームでしたが、
読んで良かったと思える作品でした


今日の甘口!

・流れ
  蒲生邸事件では以前から
  時間旅行が関わっていたことが発覚
  大将の息子が知っていた
  裏側も明らかにされた
  そして、蒲生大将の遺書や
  そこに託した思いも語られる
  二・二六事件は終息し、
  街には平穏が戻り、
  入院していた平田も帰ってきた
  現代へ帰る時が近付いてくる・・・という流れ
・テイスト
  完結編なので
  今まで隠れていた部分というか、
  そういったものが一気に
  語られていきます
  あの時のあれはこうだったのか、とか
  それぞれがどういう思いで
  行動していたのか、とか
  大変ぎっしり詰まった一冊です!
・キャラ
  【孝史】は主人公少年
  いつの間にか推理を披露する
  探偵みたいになっている
  【貴之】は蒲生大将の息子
  インテリ系でやや弱さもある
  【珠子】は貴之の妹
  美人だけど思いつめたり危ういところも
  【ふき】は女中
  物分かりがよく何かと気に掛けてくれる
・別れ
  ふきと別れの言葉をかわすとき、
  会おうという話になります
  でもそうなると、
  ふきは現代で会うにはおばあちゃんに
  なっているはず
  そういう話になるけど、
  でも雷門のところで会おうと約束します
  なんだか何十年も隔てた
  約束っていうのが心にしみるなあ


今日の辛口!

・特になし!
  突っ込みたい所は
  特にありませんでした!
  ついに完結でしたが
  読んでよかったと思える作品でした!


以上、
怒涛の完結編、な?!
SF作品でした!


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