2014年11月21日金曜日

ICO-霧の城-(下)  読みました!!

タイトル : ICO-霧の城-(下)
賞種   : ―
出版   : 講談社文庫
著者   : 宮部みゆき
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸のコレ!
不思議ファンタジー作品です!


終わらせよう

霧の城の秘密
それが明かされる――
不思議ファンタジー
なかなか面白かった
下巻では霧の城にいたヨルダの
過去が語られます
イコの角のことなども過去編に
繋がりがあり、
茫洋としていた設定が
はっきり浮かび上がってくる感じですね
時が止まった所で永遠を得ても
もの哀しさが感じられるのを
【霧の城】が表しているような気もします


今日の甘口!

・流れ
  霧の城の過去、まだ国として
  機能していた頃
  王女ヨルダは女王に嘘を
  教えられて育ち、
  自国に疑問を持たず他国は
  単なる侵略者として捉えていた
  魔神の申し子である女王は
  神界を揺るがす企みを持っている様子
  それを知ったヨルダは
  徐々に嘘の呪縛から放たれていく
  武闘会にやってきた角を持つ騎士と出会い、
  その騎士には女王に対抗する意思がある
  と知り、協力し始める・・・という流れ
・テイスト
  キャラの立ち居振る舞いが
  ミュージカルというか舞台調な
  感じですね
  その分セリフとかも説明的で
  頭には入ってきやすいかも?
・キャラ
  【ヨルダ】は霧の城の姫
  箱入り娘な性格で色々なことに疎い
  【女王】はヨルダの母であり魔神の申し子
  権謀術数に長けた性格
  人を石に変える魔力を持つ
  【オズマ】は武闘会のためにやってきた騎士
  女王の企みを探りに来た
  質実剛健な感じ
・表現
  女王は魔神の申し子であり、
  太陽神を覆い隠す次の日食で
  打って出る、というような
  表現が使われています
  神界で勝っているのが太陽神だから
  負けている方が魔神とされているだけ、
  だから魔神が勝てば状況が変わる
  というのは人間臭い戦いの構図です
  日食というのを特別な日として
  扱っているのも特徴的ですね
  自然の営みでは当然のこととして
  起こる現象ですが、
  昔から日食は重大事として
  扱われることが多いですね


今日の辛口!

・特に無し!
  突っ込みたい所は
  特にありませんでした!
  宮部作品の他のものにも
  手を出してみようかな~


以上、
舞台調な?!
不思議ファンタジー作品でした!


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。