2014年11月28日金曜日

蒲生邸事件1 読みました!!

タイトル : 蒲生邸事件1
賞種   : ―
出版   : 大活字文庫
著者   : 宮部 みゆき
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸のコレ!
日常+ファンタジー作品です!


旧だけど旧でない

ホテルにいた怪しげな客
その正体は――
時間旅行のファンタジー
なかなか良かった
日常からファンタジーへの転換が
あ~そう持っていくのねという感じで面白い
思春期になると能力が~っていうのも
ちょっと苦笑してしまう
1巻だとまだ事象が起こりました、で
終わっているので
これからどうなっていくのかが気になるところ


今日の甘口!

・流れ
  予備校受験のために宿泊したホテル
  そこは旧蒲生邸と言って
  陸軍大将の屋敷の跡地に
  建っていたホテルだった
  そこの宿泊客で印象的な男がいた
  その男はいるだけで周囲が
  薄暗く感じる陰鬱をまとった男
  ある日ホテルが
  火事になってしまい、
  陰鬱をまとった男と炎の中に
  取り残されてしまう・・・という流れ
・テイスト
  作中における『現代』も今からは
  それなりに前の年なんだけど、
  そこから2・26事件のあった
  時代まで飛ぶ、ということになります
  蒲生邸の主人がその時代の人
  のようですね
  時間旅行をする前の日常描写は
  念入りなので
  日常が終わる時のギャップが好きな人には
  良いかもしれません
・キャラ
  【孝史】は主人公少年
  受験に落ちて浪人中、
  予備校の受験に上京してきた
  大学受験に落ちたからか、
  皆が自分をバカにしている
  みたいな卑屈さがある
  【闇を放つおっさん】は謎の男
  身なりはきちんとしているが
  彼がいると周囲が薄暗く感じる
・表現
  主人公が卑屈だったり
  時間旅行後の慌て方や現実逃避が
  普通系の人って感じで
  普通系を求める人には
  親しみやすいかも


今日の辛口!

・表記
  『僕』と『俺』が混ざっていた
  ような気がするかなw


以上、
時間旅行の?!
日常+ファンタジー作品でした!


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