2014年11月14日金曜日

ヴァンキッシュ・オーバーロード  8個星です!!

タイトル : ヴァンキッシュ・オーバーロード 01 覇王覚醒
賞種   : ―
出版   : MF文庫J
著者   : 柳実 冬貴
イラスト : 白味噌


今日のインプレダクションはコレ!
異能ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


日常を守る

異能に目覚めたら
命を狙われてしまい――
殺し屋と過ごす異能ファンタジー
けっこう良かった!
主人公は自分が嫌いになりつつも
変なプライドに縛られて捻くれたり
卑屈になったりせず、
前を向いているというのが良いですね
世界観を限定し、
その中でも社会構造を
重点的に描いているのが特徴です
ただしラストバトルでの新たな力の獲得で
エロを持ってきて台無しにしてしまった
何故こうなった・・・もったいない


今日の甘口!

・流れ
  陸地が無くなり海上の
  人口島で暮らす世界
  そこでは異能者が溢れていた
  異能に覚醒する人と覚醒しない人がいて、
  覚醒しなければ一生底辺で
  生きていかなければならない
  という異能至上主義になっている
  ある少年は周囲が覚醒した
  人達ばかりなのに、
  自分はまだ覚醒できていなかった
  しかしいざ覚醒してみたら覇王の異能を得て
  それがレアで危険なものだから
  殺し屋に命を狙われるハメになってしまう
  だが殺し屋達も覇王の異能で
  従えることができて、
  命を狙う者と狙われる者の
  奇妙な協力関係ができあがる・・・という流れ
・テイスト
  殺し屋のヒロインに命を
  狙われたけど
  仲間になるという
  特殊な人間関係を築きます
  覇王の異能のせいで殺し屋が
  従わざるを得ない状況になるけど
  異能が解けたら殺してやるという
  意気込みを持ってます
  そんなヒロインと接していく内に
  変化はあるのか・・・という感じですね
・キャラ
  【桐生 将人】は主人公少年
  平凡なりに真っ直ぐ生きようと
  努力する性格
  【立花 アイリ】は殺し屋
  勝気でケンカっぱやい
  それからツンデレなヒロイン
  【リゼット・ドラクロワ】も殺し屋
  クール系ヒロイン
  でも仕事以外だと微笑ましい子供な感じ
・かけあい
  最初は将人は自分が覚醒した
  という自覚がありません
  自覚が無いまま殺し屋が来てしまいます
  そしてあなたは王の因子を持っているから
  殺すのだーと言われてしまい、
  わけが分からないので将人は
  なに言ってんだよキミぃ、という感じになります
  『なるほどーわかったぞ、お前ちょっと痛い子だろ?』
  すると即座にナイフが飛んできて
  将人のほっぺたが切れてしまいました
  『好きに喚いていいわ、楽に死ねると思っても困るし』
  『待て、話せばわかる』
  まるで殺し屋を引き立てるために
  冒頭で殺される通行人・Aみたいですねw
・気に入った言葉
  頑張れば頑張っただけ成果があるとは思わないが
  頑張らなければ何も手に入らない


今日の辛口!

・緊張感
  主人公は殺し屋に狙われたのに
  その後の緊張感が無い、というのがちょっと変かな
  殺し屋は組織の命令で来た、
  ということは、組織全体に狙われる
  ようなものですよね
  何の後ろ盾もない主人公は
  殺し屋の一人二人を捕まえたって
  全く安心できないハズなのですが・・・
  まあそこら辺も話が進んでくると
  意識が足りてなかったという主人公の
  自覚という形で示されはするのですがねー


以上、
異能至上主義、な?!
異能ファンタジー作品でした!


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