2014年10月9日木曜日

グラウスタンディア皇国物語3  9個星です!!

タイトル : グラウスタンディア皇国物語3
賞種   : ―
出版   : HJ文庫
著者   : 内堀 優一
イラスト : 野崎 つばた


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー戦記作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


激戦

皇都を目指し進軍するリジア軍
そこへクロムが奇策で迎え討ち――
ライトなファンタジー戦記
今回もかなり良かった!
騙しのやり方も裏の裏みたいに
深みが出てきた
防衛戦も大詰め、
主に敵の視点で罠にかかっていく
様子が描かれています
戦果はちょっと大盤振る舞い
しすぎかなw
そこら辺はライトだからと割り切る
しかないかもしれない
もう少しリアリティがあればなぁ・・・w


今日の甘口!

・流れ
  敵大軍勢の強行軍を
  僅かな兵力で大幅にそぎ落とし、
  進軍も遅延させることに成功
  しかしまだまだ敵の方が
  兵力が高く、
  皇都へと進む敵をどう迎えうつか・・・という流れ
・テイスト
  戦況と士気の関わり、
  言葉と思考、など
  人間心理に重きを置いていますね
  戦略で揺さぶりをかけ続ける主人公だけど、
  今回は敵から見た皇国軍という
  書き方が主にされています
  作中世界の神々や別の大陸の話にも
  触れて世界観の拡張が行われました
・キャラ
  【クロム】は主人公の青年
  口がよく回り会議の主導権を握る軍師
  ただ武の方も強く隙が無い
  【リュリュ】は妹
  常に何かを食べている
  その存在には秘密があるみたい
  【ユースティナ】は皇女
  民を考えた理想的な国家を夢みている
  【フィフニス】は軍属の女の子
  素直な性格は危うさもあるけど
  それが役に立つことも
  【ナターシア】は敵軍の指令
  流れによって全軍の指令長官みたいな
  立ち位置になる


今日の辛口!

・智略
  やっぱり智略に関しては
  やや甘いので『敵がひっかかってくれるの前提』
  という感じがいなめないかなw
  敵兵死にすぎで味方死ななすぎw
  この戦果は孔明を余裕で超えちゃってるんじゃないの?
  もう少し想定外が起こり
  窮地に立たされるとより面白くなりそう


以上、
揺さぶりの?!
ファンタジー戦記作品でした!


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