2014年10月16日木曜日

覇剣の皇姫アルティーナ  9個星です!!

タイトル : 覇剣の皇姫アルティーナ
賞種   : ―
出版   : ファミ通文庫
著者   : むらさき ゆきや
イラスト : himesuz


今日のインプレダクションはコレ!
権力争い作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


自信

左遷で辺境に飛ばされた少年
軍師の力を発揮し始め――
ファンタジーの権力争い
かなり面白かった!
キャラクターの素直さには
なかなか好感が持てる
権力と嫉妬についても割と隠さずに
記述されて組織に一定のリアリティ
も感じられた
1巻は導入的な位置付けっぽいけど
続きが読みたくなる一冊ですね


今日の甘口!

・流れ
  辺境に左遷された軍師少年
  そして辺境軍の司令官に飛ばされた皇姫
  何だかその辺境には文官が
  一人もおらず、
  困ったことになっているようだった
  文官は昔追い出されてしまったが、
  追い出したのは元英雄の武人
  その武人に認められないといけないし、
  皇姫は継承争いで限りなく無理だけど
  国を変えるために皇帝を目指すという
  困難な渦に軍師少年は呑み込まれていく・・・という流れ
・テイスト
  一応軍師系の戦記なのかな
  主人公は文、ヒロインは武を受け持ち、
  二人が協力し合うことで活躍していくものです
  でもまだ戦記と言えるほどの
  ことはしていないので、
  まずは権力争いというところですかね
  続巻でそこら辺が楽しめるのを期待したいところ
・キャラ
  【レジス】は軍師少年
  本の虫で体力系はてんでダメ
  【アルティーナ】はお姫様
  素直で剣が強い
  アルティーナは渾名で、本名は長ったらしい
  【ジェローム】は元英雄
  辺境伯として飛ばされてからは
  腐ってしまい、今では酔っ払い
・ギャグ
  メイドのクラリスのギャグが面白かった!
  主人公が通りかかると、
  クラリスが唄っています
  クラリスは物語の一部を歌にして
  唄っているみたいですが・・・
  『性悪な主から酷い仕打ちを受けているメイドのところに
   魔法使いのお婆さんがやってくる話なんです
   ロマンチックでしょう?
  『魔法でお城のパーティに行かせてくれる話だろ?』
  『何ですかそれ? 攻撃魔法で性悪な主をギタギタにしてくれる話ですよ』
  ・・・うん、それで万事解決ですね!w
・気に入った言葉
  『知識は人を幸福にしない』
  現代は、頭の良い人ほど不幸だと思います
  色々なことに気付いてしまうからこそ苦しむのです
  また、周囲から激しい嫉妬にさらされてしまうので・・・
  自分より優れた人を嫉妬する文化は
  もう捨てた方が良いと思うんですけどねぇ


今日の辛口!

・説明
  んーまあ、仕方のないこと
  かもしれないけど、
  設定やらキャラの境遇を記述する際
  主人公かヒロインのどっちかが『知らない』
  だから説明しよう・・・という流れが
  何度も出てくるのはちょっとねぇw
  立場上知ってなきゃおかしいだろうとw


以上、
本の虫、な?!
権力争い作品でした!


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