2014年10月1日水曜日

推定未来 ―白きサイネリアの福音―  9個星です!!

タイトル : 推定未来 ―白きサイネリアの福音―
賞種   : ―
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 間宮夏生
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
刑事ドラマ作品です!


評価は
★★★★★★★★★☆
9個星です!!


親友だから

システムが弾き出す犯罪予報
犯罪は未然に防げるのか――
システムを活用した刑事ドラマ
読んでいてへえ~と思うことが
多くて面白かった
類希な洞察力を見せるシーンや
感情任せの嘘や強がりを
諌めるシーンなど、
人間心理をよく調べている気がする
ドラマ性もほろ苦かったりして
なかなかしっかりした作りです
インパクトがもう少しあれば
更に良かったかな


今日の甘口!

・流れ
  犯罪未然防止対策係《ミゼン》
  捜査一課にある異色の集団
  そこでは膨大なデータを蓄積して
  犯罪を予報するシステムが
  運用されていた
  そこに配属された主人公
  犯罪をコンピュータで予想するなど・・・
  と半信半疑ながら
  システムの実証捜査に協力する・・・という流れ
・テイスト
  昨今ビッグデータの商用利用が
  増えてきていますが、
  それを警察で活用してみたら・・・
  というテイストですね
  犯罪予報システムも完璧でなく
  最後は人次第、としているので
  割とリアリティがあります
・キャラ
  【君島透】は主人公青年
  割と腕の立つ刑事らしい?
  【如月美姫】は《ミゼン》の係長
  キャリア組なのにやる気があるという
  極めて希なタイプw
・かけあい
  美姫は結構やり手なだけでなく
  他部署にもひょっこり顔を出して
  事件解決の手助けをしたりします
  でもそれは軋轢を生むようで、
  上司からは怒られたりするんですね
  でも黙って怒られるわけではなく・・・
  『どこかの誰かさんが私に内緒でよそ様の
   捜査会議に飛び入り参加したと聞かされてね
   一体誰だろうな、心当たりは無いか如月?』
  『さあ誰でしょう? 日頃の行いの良い私にははかり知れないことです』
  額に青筋を浮かべた上司にも怯みませんw


今日の辛口!

・特に無し!
  インパクトというものは
  なかなか難しいもので、
  特にどこが、という突っ込みどころは無しです
  今後の作品でぜひ何か
  ガツンとインパクトのあるものをw


以上、
ビッグデータを活用、な?!
刑事ドラマ作品でした!


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。