2014年9月26日金曜日

博多豚骨ラーメンズ  8個星です!!

タイトル : 博多豚骨ラーメンズ
賞種   : 第20回電撃小説大賞・大賞
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 木崎ちあき
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
裏のお仕事系作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


ナイスボール・・・

殺し屋のひしめく博多
連日のように仕事があるが、
世間は意外と狭いようで――
淡々と殺し屋達ばかりが
描かれた裏のお仕事系
不思議な読後感
本作は必ず買う前にあらすじを
読みましょう
ラーメン道を極める物語ではありませんw
別々の集団が事件によって
最終的に一点に向かうという
ストーリーが面白いですが、
出てくるのが殺し屋ばかり
復讐屋とかもいましたが・・・
バイオレンスな部分をあっさりと
描写したり、軽いテンポとかはラノベ
らしいと言えばらしいですかね


今日の甘口!

・流れ
  博多の人口3%がなんと殺し屋!
  警察もグルという物騒な町
  殺し屋会社に就職してしまった男、
  多国籍マフィア、
  復讐を専門とする復讐屋、
  殺し屋を恐れない探偵、
  そんな彼らが
  市長の息子の悪行を巡って
  引かれ合う・・・というもの
  バイオレンスが大丈夫な人向けですね
  主人公というのも定めていないため、
  俯瞰視点の方が楽しめるでしょう
・テイスト
  キャラ達の軽妙な掛け合いは
  結構楽しめるかと思います
  それからハンムラビ法典の話が出てきますが、
  悪い事した奴は・・・という所は良いですね
  でも、あんまりそうじゃない人も
  因果応報を受けたりします
・キャラ
  【馬場善治】は探偵さん
  飄々としているけど・・・
  【林憲明】は殺し屋
  ナイフ使いで女装家
  ・・・他多数
  天才ハッカーとか
  殺し屋殺しをする侍とか
  そういったキャラの能力は
  ラノベ的というかそんな感じです
・描写
  バイオレンスな描写もあっさりしている所や
  軽妙な掛け合いとかも
  ラノベらしいという感じはしますね
  女装、オカマ、ゲイとか
  そっち方面を非常に手厚くして
  いるのが特徴
  作者がそういうの好きなのか・・・w


今日の辛口!

・タイトル
  タイトルは作品の雰囲気と
  あまりにも離れていると思います
  このタイトルでなければならない
  ようにも見えないので、
  もう少し良い題名は無かったのか・・・


以上、
物騒な町、な?!
裏のお仕事系作品でした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    選評を見てみると、
    様々な工夫やチャレンジも効果は疑問、
    構成力が光る、
    舞台化も想起される、
    といった感じでした!

    ★ 選評 ★

    群像劇の構成に注目が
    集まったようですね
    フリーターとニートの間を
    さまよいながら投稿
    というのはある意味
    投稿者たちへの励みになるかもしれませんw
    頑張って下さいね~!

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