2014年9月2日火曜日

心空管レトロアクタ2  8個星です!!

タイトル : 心空管レトロアクタ2
賞種   : ―
出版   : ファンタジア文庫
著者   : 羽根川 牧人
イラスト : 片倉 真二


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


信じる未来

エネルギー供給装置の修理
しかしそこで行われていたのは――
独自文明のファンタジー
結構良かった!
もう完結しちゃうのは残念
後半の山場を作るのがうまい
ので構成は良いと思う
戦闘も工夫して強敵に勝利と
仕掛けもきちんとできている
巨大な権力が事件に関わっていて
さあこれからだ・・・って時に終わりとはw
無理に終わらせたので色々と
謎は残ったけど、
編集に終わらせろと言われた中では
できた方じゃないかな
次回作に期待


今日の甘口!

・流れ
  電子機器が廃れ、
  代替エネルギーで生活する世界
  《心空管》というものが使われていた
  都市のエネルギー供給源《メガアンプ》を
  修理に出したので
  主人公達は護衛につく
  だが護衛の間に化物《邪禍》
  が現れて、しかもそれを
  発生させた裏切り者が
  主人公達の組織の中にいるのでは、
  という話で・・・そんな感じの流れ
・テイスト
  割と構成や設定に注力したテイスト
  キャラはしょうゆ系だけど前向き
  主人公達が恩恵を授かる《心空子文明》
  それを塗り替えようとする《サイバネイド》
  裏で糸を引く《十三貴族》
  そうした対立構図も描かれています
  純ファンタジーを求める人は
  読んでみても良いかも?
・キャラ
  【クウゴ】は主人公
  楽観的で前向き
  【メリナ】はヒロイン
  悲観的なクールビューティ
  【ツグミ】はクウゴのいとこ
  戦闘には向かないサポート役
  【トウジ】は強力な刀の使い手
  メガアンプを修理する工場に
  独自で雇われた護衛のようだけど・・・
・メッセージ性
  主人公が前向きというだけあって
  正道を説く形になっているのが良いですね
  業界では正道よりも『自分勝手で何が悪い!』が溢れていますが
  そういうのはもう食傷気味・・・という人に
  是非終盤の会話を噛み締めて欲しい


今日の辛口!

・前半
  1巻もそうだったけど
  前半がちょっと弱いのかもしれない
  後半じりじりと良くなっていく読み口
  それから平均的に良い感じの作風なので
  どこか一個突き抜けたものが
  出せるようになると良いと思います


以上、
構成や設定に力がある?!
ファンタジー作品でした!


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