2014年9月1日月曜日

万能鑑定士Qの事件簿8  読みました!!

タイトル : 万能鑑定士Qの事件簿Ⅷ
賞種   : ―
出版   : 角川文庫
著者   : 松岡 圭祐
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸コレ!
事件簿作品です!


あんぱんまーん!

波照間の渇水問題を解決する発明
しかしそれは議会を相手にした詐欺だった――
閃きが光る事件簿
かなり面白かった!
最後のギャグのために伏線まで
使うなんてサービス精神旺盛な一冊
台湾で詐欺の犯人を追うけど
行く先行く先で次の行き先を掴む
ばかりで犯人に辿り着けない
詐欺成立のタイムリミットが来てしまう
のに万策尽きて・・・という
緊張感が味わえるのがポイント!
莉子が行く先々でモテる物語に
なりつつありますw


今日の甘口!

・流れ
  莉子はこれまで故郷・波照間島の
  渇水対策に募金してきた
  まだ全体の募金額は大した事無いはずだが
  一通の案内が来る
  渇水対策が解決しました
  そんなはずは無い、と
  探ってみると、
  どうやら議会が詐欺にあった様子
  発明された濾過機を12億円で買うとか
  既に議員達は信じきっていて
  送金をやめようとしない
  真相を暴かなければ・・・という流れ
・テイスト
  詐欺の犯人は台湾にいるので、
  莉子達は台湾に飛んで犯人を追います
  不慣れな海外での捜索の難しさが
  伝わってきますね
  台湾人の協力者も得ながら進んでいきますが、
  行く先行く先でそこにはヒントが落ちているだけ
  ヒントを解けば次の行き先が分かるけど・・・
  試されているのか?
  ヒントを解くばかりで犯人に辿り着けるのか?
  でも議会から詐欺の犯人に送金されてしまう
  タイムリミットは迫ってきて・・・
  そんな緊張感が味わえます、
  知的な遊びが好きな人にはオススメ!
・キャラ
  【嘉陽果】は波照間の議員
  水の濾過にすっかり騙されてしまいます
  【葵】は議員の娘
  莉子と一緒に台湾に飛びます
  父の盲目さに一度塞ぎこんでしまいますが・・・
  【結愛】は莉子の同郷
  この娘も台湾に飛びます
  【美玲】は台湾で知り合った助っ人
  ホテルで働いている日本語も上手な娘
  【黄春雲】は詐欺の犯人
  海水を淡水に変える濾過機を
  発明したと言いますが・・・
・過去をネタにされてしまうw
  莉子は同郷の娘達と会うと昔のおバカキャラだった
  時の事をほじくり返されてしまいますw
  『二酸化マンガンを二酸化ガンマンって書いてた莉子が?』
  『それは結愛・・・。わたしはヒヤシンスをヘアリンスって』
  『ff(フォルティッシモ)の読みをファイナルファンタジーって書いたのは?』
  『わたし・・・』
・気に入った言葉
  『鬱塞は人生の可能性を先細りさせてしまう』


今日の辛口!

・特に無し!
  突っ込みたいところは特にありません!
  次も楽しみです


以上、
犯人を追え、な?!
事件簿作品でした!


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