2014年8月9日土曜日

塩の街  読みました!!

タイトル : 塩の街
賞種   : ―
出版   : 角川文庫
著者   : 有川 浩
イラスト : ―


今日のインプレダクションは一般文芸? のコレ!
恋愛小説作品です!


恋は恋だ

人々が塩の塊に変わってしまう世界
生き残った人々はその中で――
荒廃世界での恋愛小説
甘熱い!
恋はストレートで盲目的なのだ、
というのをこれでもかと書きなぐっている
理想の出会いみたいなものなのかな
自衛官が夫婦になるまでの話は
逆に結構フツーな感じ
で読みやすかった
・・・でもその後の人間の浅ましさを
さらけ出すところはなかなか凄い
どういう風にこのキャラを虐めてやろうか、
と考えるのが上手いのかなw


今日の甘口!

・流れ
  人が塩の塊になってしまう症状
  に蝕まれている世界
  そんな中、とある男性は
  重いバッグを背負って海を目指し、
  別の男性は囚人だったが逃げ出し、
  ある男性は塩の塊になってしまう症状の
  原因を排除しようと画策する
  そんな人達と出会い、別れながら
  少女と青年は恋人になっていきます
・テイスト
  元々は電撃文庫、ようはラノベ
  ということもあってキャラとかはそれっぽいです
  でも文章的にはラノベで終わらせるのは
  もったいないって感じなんでしょうね
  幼馴染で恋人未満だったら
  互いに死にゆく世界をどう捉えるか、とか
  一人で死にゆく場合は、とか
  色んなケースが盛り込まれています
  発想の原点は
  好きな人を失う代わりに世界が救われるのと
  世界が滅びる代わりに好きな人と最期を迎えられるのと
  どっちを選ぶか、だそうです
  恋愛小説が好きならオススメできそう
・キャラ
  【真奈】は女子高生
  かよわい系
  【秋庭】は元自衛官
  凄腕の戦闘機乗りで
  サバイバル術も豊富
  女性を先回りして気遣う優しさを
  持つけど口調はぞんざい
  パーフェクト男子系かw
  【入江】は自衛隊立川の司令
  道化かつ反対意見を述べる役割
  全てを割り切って綺麗事に反対意見をぶつける
・否定キャラ
  まーとにかく入江というキャラを
  使っての反対意見というのが
  倫理をこれでもかと否定して凄いですね
  こういったキャラは数多くの作品に
  登場しますけど、
  これだけ言葉豊富なのはなかなか無いかと
  どうやって人を貶めようかと
  言葉を生み出すのが上手いです


今日の辛口!

・エピソード
  どうせなら欲張らずに恋を選んだために世界が
  滅ぶというパターンで書いて欲しかった
  もしくはアナザーエピソードとしてそのパターンも書くとか
  まあ、都合が良いのがラノベなのかも
  しれないけどw


以上、
どっちを選ぶか、な?!
恋愛小説作品でした!


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