2014年8月28日木曜日

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン3  10個星です!!

タイトル : ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン3
賞種   : ―
出版   : 電撃文庫
著者   : 宇野 朴人
イラスト : さんば挿


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー戦記作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


全ての英雄は・・・

撤退のための時間稼ぎを行う防衛戦
大軍を前にイクタ達は――
本格ファンタジー戦記
素晴らしい! 大満足でした!
このシリーズはさぁ今日はこれを
読もうと表紙と向かい合うだけでワクワクする
それだけ素晴らしい傑作です
今回は少ない戦力で頭使って敵の
侵攻を妨害する知略が見どころ
今回は敵の見せ場もあって
無茶な奇策で切り抜けたけど、
敵将をプロファイリングしての駆け引きが
表現されていたので良かった
更なる遠距離兵器の投入で
これからの戦い方がどうなっていくのか楽しみ!


今日の甘口!

・流れ
  大山脈にいる主人公達
  山脈へと侵攻してくる敵の大軍勢
  味方の軍を撤退させるために
  主人公達は少ない兵力で
  敵の足止め作戦を行います
  地形的有利を用いて日数を
  稼ぎますが、
  敵にも智将が現れ簡単には行かず
  智将vs智将の戦術合戦・・・という流れ
・テイスト
  何よりも頭使うノベル性が
  本作のウリだと思います
  業界に頭使わない商品が蔓延しているのですが
  これは本当に読み応えがあります!
  まともな作品を読みたい! という人に超絶オススメ
  本作に出てくる主張とかも
  安っぽくなくて良いです
  大抵の安っぽい小説では『自分勝手して何が悪い!』
  と欲望を撒き散らすだけですが
  本作ではそういうことはありません!w
  正道が意識されていて良いですね
・キャラ
  【イクタ】は智将
  好戦的の反対を行く性格だが
  戦えば割り切る
  【ヤトリ】は剣の達人
  だが脳筋ではなく頭も良い
  こちらは国家への忠誠がまず強く、
  しかし盲目的でもない
  立場と個人をよく使い分けている
  【ナナク】は前巻で敵将だったが今回は仲間
  過去エピにてイクタと関係あり
  そして今はイクタに好意を寄せている
  【ジャン】は敵の智将
  イクタの戦術に対抗手を打ってくる
  スカしているように見えて意外と熱い
  【アクガルパ】は敵の司令官
  ガハハ系に見えて人の話も聞きます
  この人のカラー絵は素晴らしいですw
・気に入った言葉
  『いいか、よく聞けよ。お前が手にかけたと思っている人々は、
   全部俺が殺したんだ。
   お前が焼いたと思っている村は、全部俺が焼いたんだ。
   あの世で神様に訊かれたら、胸を張ってそう答えれば良いのさ。
   立派に仕事を果たしたお前が責められる筋合いはどこにもない』
  殺し殺されの世界で
  擦り減った兵士にかけたサザルーフ大尉の言葉です
  責任をとる上司・・・本来はこういう人しか
  上に立ってはいけないんですよね


今日の辛口!

・特に無し!
  突っ込みたい所は特にありません!
  続巻も期待!


以上、
本格派で最高のエンタメ、な?!
ファンタジー戦記作品でした!


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