2014年7月30日水曜日

金星で待っている  6個星です!!

タイトル : 金星で待っている
賞種   : ―
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 高村 透
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
日常系モノです!


評価は
★★★★★★☆☆☆☆
6個星です!!


あの頃

飛行機の中で青年は、
以前劇団の主宰者だった事や
そこで出会った人達の事を思い出す――
思い出で語られる青春ストーリー
惜しい感じ
良いなと思う言葉もあったんだけど、
全部が思い出話とする必要があったのかな、
とか題名は違う方が良かったんじゃないかな、
とか割とヘビーな死が必要だったのか、とか・・・
疑問が沢山残る感じ
金星で待っている所までの
道順を整備して欲しかったかなと
道を躓かないで歩けたのはかなり後半に
なってからだった


今日の甘口!

・流れ
  小さな劇団の主宰者は
  途中で入ってきた自称金星人
  の事を思い出す
  そしてそれまでの劇団での
  成功や失敗、苦労なども・・・という流れ
・テイスト
  作者が劇団での演出などを
  経験していたようで、
  そういった知識が活きているのかも?
  という感じの何気無い
  劇団での日常が綴られています
  でもほのぼの系ではないです
  女にだらしがない男の話とか、
  遅刻が当たり前の稽古とか
  ・・・まあ、気楽には読めるかなと
・キャラ
  【僕】は劇団ストロベリー・フィールド主宰者
  普通な感じ
  途中で一応名前も出てきます・・・【森下大樹】だそうです
  【シーナ】は劇団の主柱的な存在
  芝居に関しては意識が高く、
  でも女関係はだらしがないという
  アーティスト気質な感じ
  【金星人】は自称金星人
  結構気が強く、後から劇団に入ってきたけど
  皆の意識の低さに激怒して集合かけたりします
  その他劇団の人が色々って感じ
・気に入った言葉
  『世の中、考えたら考えた分だけ辛くなるでしょう。
   だから何も考えない方が幸せになれるのよ。
   誰だって幸せになりたいから、頭を使わない』


今日の辛口!

・構成
  金星人って結局なに?
  と忘れてしまうほど
  金星人が劇団に入ってくるまでが長い
  まずそこを早めに描く構成に
  した方が良かったと思われます


以上、
劇団での成功や失敗、な?!
日常系モノでした!


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