城ヶ崎奈央と電撃文庫作家になるための10のメソッド ７個星です！！

タイトル　：　城ヶ崎奈央と電撃文庫作家になるための10のメソッド
賞種　　　：　―
出版　　　：　電撃文庫
著者　　　：　五十嵐雄策
イラスト　：　翠燕


今日のインプレダクションはコレ！
ラブコメモノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


倍率千倍の難易度

クラスの美少女が
実はライトノベル作家志望で――
ラノベ作家志望の娘とのラブコメ
やや微妙かな
ラブコメを描くためにデートする
という構図は巧いと思う
本作自体がテンプレラブコメなので
ラブコメ作家を目指す人には丁度良い教本
ラブコメ作家になるためのいくつかのメソッド
共通的なアドバイスも結構あるので
作家志望の人は読んでみて損はないのでは


今日の甘口！

・流れ
　　クラスのアイドル的美少女が
　　実はライトノベル作家志望だった
　　主人公の従姉が電撃編集者？　で
　　大物編集者に作品を見てもらい
　　アドバイスを受け、
　　電撃大賞応募を目指す・・・という流れ
・テイスト
　　作者が現役作家ですので、
　　作家志望者へのアドバイス要素が
　　沢山入っています
　　作家志望の人は読んでみると良いかも？
　　ただ、この作者はラノベ作家＝ラブコメ作家
　　という思想のようなので、
　　ラブコメ以外を描きたいという人は
　　そのまま受け取らないで
　　ある程度変換や補正をかける必要があります
・キャラ
　　【渉】は主人公、没個性
　　【奈央】は美少女、ラノベ作家志望
　　【乙女】は渉の従姉、変態ブラコン
　　渉は乙女の事を『トメ姉』と呼ぶのですが
　　トメさんと言われるとおばーちゃんを想像してしまうよｗ
・教えてくれること
　　文章は縦書きが基本・・・ってそこから？！
　　ヒロインが練習にラブコメを描く
　　からラブコメを上手く描くために
　　主人公とデートする・・・という構図はなかなか巧い


今日の辛口！

・思想が偏ってる
　　ラブコメ関係者って必ずといって良いほど
　　『読者のため』って感じの事を言うんだけど、
　　説得力のカケラも無い強引な展開やお約束シーン
　　を見てイラッとくる読者がいる事を完全に黙殺してますよね
　　読者って誰？
　　こういう人にとって
　　『天鏡のアルデラミン』とかを面白いと言う人は
　　ラノベ読者じゃないんですかね？
　　真面目な作品を読んで萌えやエロが無いと文句を言う人がいるように、
　　エロ萌えノベルを読んで強引な展開やお約束シーンにイラッとくる人が
　　いるという事も覚えておいてほしーですね


以上、
トメさん？！
ラブコメモノでした！