2014年6月10日火曜日

ココロ・ドリップ  10個星です!!

タイトル : ココロ・ドリップ ~自由が丘、カフェ六分儀で会いましょう~
賞種   : ―
出版   : メディアワークス文庫
著者   : 中村一
イラスト : ―


今日のインプレダクションはコレ!
カフェドラマ作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


人と人とを繋ぐ

カフェ六分儀
そこにはちょっと変わった棚があって――
カフェを介して触れる優しいドラマ
凄く良かった、感動です
最初のエピソードで完全にやられました!
『進むべき道を再確認した人は、とても強い』
ビシビシと言葉が伝わってきます
この他にも良い言葉がいっぱい
優しさからくるすれ違いも
じんわり心が温まります
本音をぶつけたからこそ人が動く、心が動く
道を迷った時のほっこりブレンド
心に沁みるエピソードが見付かる
かもしれません、オススメです


今日の甘口!

・流れ
  大して客の入らないカフェ〈六分儀〉
  そこには贈り物を交換するための棚がある
  その品々にはそれぞれが抱えた事情や
  思いがこもっている
  やって来た客が贈り物を持ってきて、
  抱えている事情が話される、という流れ
・テイスト
  どのエピソードも根本に優しさが
  見え、ほっこりするテイスト
  読みやすくて良い話を読みたいという人にオススメ!
  落ち込んだ時に読むのも良いかも
・ココが見どころ!
  全体的に相手を思い遣るがゆえの
  すれ違いが描かれているかな
  AさんもBさんも相手の事を思っているけど、
  そこがなかなかうまく噛み合わない
  思い遣るがゆえに遠慮もあり、
  とことんまで話し合う事もできない
  そういった時、第三者がとりもつ事で
  解決する事って、結構ありますよね!
・キャラ
  主人公は【吉川知磨】は大学生女子
  カフェ〈六分儀〉のアルバイト
  素直で割と思った事を口にするタイプ
  カフェマスターの【日高】は
  穏やかながら鋭く人々の事情を察知し、
  それとなく解決のお膳立てをします
  カフェのシェフをする【拓】は
  仏頂面のイジられ役
  兼業で恋愛小説書いてますが
  編集だけでなく知磨や日高にもダメ出しされてますw
・イジられ役の受難
  知磨と拓のやり取りはかなりビシバシ言ってますw
  『ちょっとテンプレ過ぎるというか、古典的というか、
   まぁ端的に言うとイタかったですけど』
  『またダメ出しかよ・・・』
  『恋愛小説なのにトキメキが足りないとか、致命的過ぎます』
  『やかましい! お前らほんと、なんなんだよ!』


今日の辛口!

・経営面
  カフェがそんなに盛況でもないのに
  三人で働いていて(という事は二名雇っていて)
  どうして経営が継続できるのか分からないw
  蓄えがあるか別口で稼いでいるか
  しないと無理っぽいけど何か説明欲しかったかな


以上、
心温まるエピソードでじんわりくる?!
カフェドラマ作品でした!


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