2014年5月1日木曜日

心空管レトロアクタ  8個星です!!

タイトル : 心空管レトロアクタ
賞種   : 第25回ファンタジア大賞・金賞
出版   : 富士見ファンタジア文庫
著者   : 羽根川 牧人
イラスト : 片倉 真二 


今日のインプレダクションはコレ!
ファンタジー系作品です!


評価は
★★★★★★★★☆☆
8個星です!!


背中を預けあう

怪物が発生を続ける世界
才能を見込まれた少年は
怪物と闘う組織に入るが――
現代が崩れ独自文明を構築
した未来って感じのファンタジー
悪くないと思います!
両親は重要人物で主人公は
才能溢れてて巻き込まれ型・・・って
感じで前半進むので
そこら辺はあまり好きではなかったけれど、
後半は主人公が能動的になり
盛り上がりも見せてくれたので
良かったかな
最後の方のヒロインの過去エピは
そこに挟むにしては長かった気もする
もう少し小出しにすればツンツンした
部分も緩和されたのではないでしょーか


今日の甘口!

・流れ
  電磁波を餌に成長する怪物のせいで
  人類が衰退し、
  そこから発明によって
  復興していっているとゆー感じの世界
  それでも怪物の脅威は
  まだそこらじゅうにあるようで、
  主人公の街は怪物に壊滅
  させられたようです
  怪物退治をする組織に入り、
  主人公が活躍する
  姿を描くストーリーですね
・発明品
  発明品は《心空管》と言って
  見た目は真空管みたいな感じだけど
  心の力をエネルギーにするみたいです
  電磁波を出す電気製品を捨てて
  代わりにこの《心空管》を
  頼りに生活しているみたいですね
・キャラ
  主人公はいとこの家に居候
  発明に没頭してはいるけど
  それは大学行った時
  学費を自分で賄うために
  働きながら学校行こうと
  考えているから、だそーです
  しっかりしてますね
  父母共に優れた研究者で
  心空管を扱う才能が飛び抜けて
  いるので心空管を使った
  化物退治の組織にスカウト
  されます
・後半が楽しめるかも!
  前半は何だか
  親が重要な研究者で『血筋』
  主人公は何故か現役の怪物退治の人達より強くて『才能』
  待っていても必要とされる『受身』
  この三つのワードで構成
  されているよーな感じで
  正直うーん・・・と思いましたが、
  後半主人公は能動的になったり
  才能部分の理由付けは許容できる範囲
  だったのでまぁ良いかと!
  ストーリー的にも盛り上げて
  くれましたのでね
・気に入った言葉
  『発明ってのは、失敗こそが最大の勉強なんだぜ』


今日の辛口!

・バトルシーン
  バトルシーンが結構出てきたけど、
  ちょっと苦手みたい
  戦いにおける緊張感を
  出せるようになると良いかも?
  でも最近のファンタジアはあまりにも
  劣化が酷いので、
  こうした『最低限読める』作品が
  受賞したのは朗報ですね!
  続いて欲しいものです
  頑張って下さいね!


以上、
発明しようぜ、な?!
ファンタジー系作品でした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    選評を見てみると、
    斬新ではないがオリジナルな世界観、
    基礎力良し、
    テンポ良し、
    といった感じでした!

    ★ 選評 ★

    受賞コメントを見るととても
    真面目な人のようですね
    作品にもその真面目さが反映
    されているのかと
    真面目でも突出した作品は作れます
    商品製造作業員にならないよう
    育って欲しいですねw
    頑張って下さいね~!

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