キルミルカタル 眼ノ宮瞳子の眼球探し ７個星です！！

タイトル　：　キルミルカタル　眼ノ宮瞳子の眼球探し
賞種　　　：　第１５回エンターブレインえんため大賞小説部門・特別賞
出版　　　：　ファミ通文庫
著者　　　：　緋色友架
イラスト　：　ukyo_rst


今日のインプレダクションはコレ！
裏社会仕事人モノです！


評価は
★★★★★★★☆☆☆
７個星です！！


消えた眼球

殺人鬼少年は
特殊な眼を持つ少女を預かり――
裏社会仕事人系
もっと尖ってくれれば・・・！　な感じでした
『バー』と『依頼』を軸にしてほしいなぁｗ
冒頭は早速殺人鬼の【お仕事】を
しているので『おっふ』とくるかも
ヒロイン始め硬派を打ち消す要素が多く、
雰囲気は少々軽め
そこは硬派に振り切った方が良かったかも？
文章は装飾が多めで入念
このペースで書く場合もっと
頁数が必要ですね
最後は無理矢理終わらせた感じかな、
駆け足になってしまった気がします


今日の甘口！

・流れ
　　冒頭で主人公が殺人鬼たる行為を
　　行う（ただし相手は悪人）
　　というチャレンジ作品
　　読者を選びそうだけど
　　最初にふるいにかけているので
　　読者も判断しやすいでしょうね
　　で、片目眼帯少女と出会い、
　　今偽物の眼を入れてます
　　元の眼『魔眼』を探してねって
　　流れです
・尖った部分アリ！
　　主人公は殺人鬼の集まる
　　バーに通っています
　　そこの店主は警察官ですがｗ
　　『犯罪者は逮捕されても身の安全が保障され行きながら罪を償うというぬるま湯
　　　そんなので被害者の気が晴れるか。苦しみが和らぐか。喪失感が埋まるか』
　　て感じの悪を消し去る派のようです
　　大抵の作品では
　　『例え悪人でも★しては駄目、逮捕で』
　　て感じですが本作は尖ってますね
・キャラ
　　幼馴染少女は翻弄キャラ
　　主人公を翻弄しながら
　　話を進めるキッカケ作りを
　　する役割ですね
　　ヒロインは見た目が
　　ゴスロリ幼女
　　片目眼帯で、そこには偽物の眼
　　を入れてます
　　偽物の眼も特殊で、
　　全方位しかも可視光以外も
　　視えるとか
　　でも視えるだけじゃなく
　　主人公の斬撃をかわす程
　　身体能力も高いようです


今日の辛口！

・全体
　　中盤までで紙面を使い過ぎたのか、
　　最後は唐突にラストバトルへ突入、
　　無理矢理終わらせたって感じにｗ
　　文章は悪くないんだけど、
　　装飾が全体的に多めなので
　　そういった表現を
　　『ここは魅せたい！』という部分に
　　絞って使うと良いかも！
　　また、エンタメ要素は
　　『バー』と『依頼』この二つを軸に
　　した方が面白いんじゃないかな？？


以上、
尖ったところのある？！
裏社会仕事人モノでした！