2014年3月5日水曜日

六花の勇者  10個星です!!

タイトル : 六花の勇者
賞種   : ―
出版   : スーパーダッシュ文庫
著者   : 山形 石雄
イラスト : 宮城


今日のインプレダクションはコレ!
駆け引きバトルファンタジー作品です!


評価は
★★★★★★★★★★
10個星です!!


見えぬ罠、疑念の霧

魔神と戦うために勇者が集う
勇者は六人の予言だが、
集まったのは七人で――
これは演出上手でオススメ!
この中に一人、偽物がいる!
誰だ、誰なんだ・・・?!
終始引き込まれる秀逸な演出で、
魔神と戦う前に勇者同士で戦い合う?!
というドラマ仕立ての
駆け引きバトルファンタジー作品です!


今日の甘口!

・世界観
  世界観はザ・ファンタジー
  といった感じでイメージし易い!
  科学とか発達してない感じで中世風
  だから説明も殆ど無いけど、
  それで良いです
  目新しい設定が無いとダメって人いるけど
  私はそんな事無いと思うんですよ!
  重要なのは面白いかどうか!
・演出
  冒頭で既に7人目は!
  とか惹きつける演出でうまい!
  完全に演出勝ちですね
  誰だ、誰だ・・・?! と楽しみながら読めます
  銃を持った勇者がスケープゴートで、
  そして話が進むにつれて他にも
  疑わしき者が!
  誰も彼も疑わしくて信じられなく
  なっていく、という構図
  その中で主人公は信じる、諦めない
  といった暑苦しさを内包していて
  疑念の構図の中で一種取り残される
  感じになる
  でも、だからこそこの構図の中で
  主人公に据える存在として適していると思う


今日の辛口!

・キャラの言動
  勇者の一人<山>の聖者は、
  登場シーンこそ頼れる年長者っぽいんだけど、
  その後が何か短絡思考で
  ちょっと役割的な動きをし過ぎたかな
  主人公が疑われた時の行動も、
  突発的ですよって事なんだけど、
  んーそんなもんなのかなぁ? と疑問
  1巻目なんで、これから
  展開がより洗練されていく事を期待!
・文章
  キャラが多いため、
  記述が難しいから
  中盤以降『○○が言った』
  みたいに言動を表す地文が
  雑になっている
  細かい所も丁寧に!


以上、
演出上手でこれからも楽しみな?!
駆け引きバトルファンタジー作品でした!


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