2014年2月5日水曜日

新世の学園戦区 5個星です!!

タイトル : 新世の学園戦区
賞種   : 第24回後期ファンタジア大賞・銀賞
出版   : 富士見ファンタジア文庫
著者   : 来生 直紀
イラスト : 三嶋 くろね


今日のインプレダクションはコレ!
学園異能バトルラブコメモノです!


評価は
★★★★★☆☆☆☆☆
5個星です!!


楽しい、その方が

落ちこぼれで異能クラスの
中では落第寸前
優秀な魔術師の幼馴染から
チームに誘われて、チーム成績
で進級を切り抜けようとするところに、
謎の少女が学園に逃げ込んできて――
まだプロット段階のような
文章ではありますが、
作者の友達感、恋愛感
というのを紙面上に
ストレートに落とした
学園異能バトルラブコメモノです!


今日の甘口!

・設定
  新人賞を採用試験と見立てて
  そこに合いそうな設定とか
  を詰め込んでみたという形
  魔術、霊能、超能力と
  どれはどの能力に強い、弱い
  という相性の三つ巴構造
  したのはゲーム要素みたい
  で良かった!
・ラブコメのコメ
  ノリツッコミとかでなく
  フフリとできる所はあった!
  僅かにコメもある
・気に入った言葉
  自分に嘘だけはつくな
  自分に嘘をつくとどんどん
  歪んでいきます
  しかも、往々にして無自覚に
  時折素直に、なりましょ~
・心の弱さ
  幼馴染を攫われた後の
  主人公の心の弱さをそのまま
  描いたのは良かった!
  大抵都合の良いように作ってしまうもんね
  全体的に作者の友達感、
  恋愛感というのを紙面上に
  ストレートに落とした
  ように見えるのは良かったかな
  あんまり歪んだ感じの
  構成は感じられなかった
  もしかしたら、根は素直なんだけど
  外では抑圧されているっていう
  作者の心境を表しているのかも


今日の辛口!

・そもそもの文章
  ぐへぇ・・・
  なんかもう、物語とゆー段階
  に至っていない文章なんですね
  頭の中におぎゃーと生まれた
  お話を、そのまま書いてしまったような
  プロットを300ページまで
  引延ばしました!
  とでも言えば良いのかな・・・
  これから練り込んだり、
  どの場面で誰にスポット
  当てようか考えたり、
  話の波をどう演出しようか
  考えたりしていく、
  その前段階なんですよ、コレ
  だから筆力とかも判定
  しようがありませぬ!w
  編集部の劣化があまりにも酷いなぁ、
  これでデビューさせたら
  この後死ぬ気で上達しないと
  いけなくなりますよ?
  せめて今回は編集部に
  招いて直接アドバイス、
  あと2~3作品練習で小説
  書いてからデビュー
  くらいにした方が良かった
  と思います
  作者さんはまず数をこなして
  一応の形を作るところから
  始めましょ~!
  根が素直なところをうまく
  形にできるようになれば、
  結構評価いきそうですよ!


以上、
まずは数をこなそう、な?!
学園異能バトルラブコメモノでした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    審査委員寸評を見てみると、
    やりたいことが伝わって好感、
    良く研究している、
    しかしこの作品ならではというところがまだ無い、
    といった感じでした!

    ★ 審査委員寸評 ★
    (投稿時タイトルは『”異”能者たちは青春を謳歌する』)

    まーなった以上は研鑽は必須ですが、
    他の人よりさらに努力している!と
    自負できるくらいの頑張りが必要です
    一応の形ができるまで諦めないで下さいね~

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