2014年2月17日月曜日

恋に変する魔改上書  7個星です!!

タイトル : 恋に変する魔改上書
賞種   : 第7回小学館ライトノベル大賞・優秀賞
出版   : ガガガ文庫
著者   : 木村 百草
イラスト : すぶり


今日のインプレダクションはコレ!
ドタバタラブコメモノです!


評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


舞台には魔物がいる

高校入学早々ハーレムを築いた
男子、を端から見ていた幼馴染
現実を改変する超常の存在に
憑かれたら、自分の書いた
ハーレムラブコメ小説が現実を改変し始めて――
中盤以降は物語が動き出して
改変能力の扱いが楽しめる、
ハーレムラブコメを外から見る
という手法がなかなか面白い
ドタバタラブコメモノです!


今日の甘口!

・おいしいシーン
  冒頭から一気においしいシーン
  を連打してハーレム形成!
  おいしいシーン好きな
  人にはウケそう
・小説の中の小説
  地味ヒロインの書き始めた
  バカっぽい小説は結構面白かった!
  笑わす前提の内容だけど、
  ラブコメ選手権目指す高校が
  女子生徒が全員十二歳未満のロリ高校
  どーゆう事だよw 年齢おかしいでしょw
・スポットライト
  改変の能力を与えられたせいで、
  地味ヒロインがハーレムラブコメ小説
  を書くと現実がそのように改変
  されるよーになってしまいます
  地味ヒロインの書いた小説に
  主人公の生活が操られていく
  ってゆーか寄せられていくよーな
  感じで進みますね
  でも地味ヒロインもいたずらで
  ラブコメをやらされたりして、
  改変されてるのは主人公なのか
  地味ヒロインなのかって感じの
  ダブル主人公的な楽しみ方
  できるかなと
  後半以降は完全に地味ヒロイン
  の方が主人公という描かれ方になります
・ラストバトル
  ラストバトルへの持っていき方が
  改変を行使する存在に対し、
  授かった改変の力を持って対抗
  という感じで良かった
  バトルは殴り合いだけじゃなく、
  ペンで行うものもやはり良いね!
  バトルの決着はああいう流れに
  持って行きたいんだろうなーとは
  思ったけど、個人的には
  抗って抗っての改変勝負を
  濃厚に書いてほしかったかな
・装飾
  文章の装飾はあまり好きではないのですが、
  本作では改変された所を太字にしてます
  あーこういう使い方なら良いかなと感心しました!


今日の辛口!

・前半
  言葉が流れていった後で
  「あれ? 今のは笑いをとろうとしてた?」
  と感じる箇所がちらほらあった
  スベってしまったのかどうなんだか・・・
  前半はややカットしても良さそうな
  部分があったので、
  取捨選択を強化していくと良いかなーと思います!
・設定
  冒頭の超特急ハーレム構成や、
  その後のハーレム主人公君の
  言動なんだけど、私はてっきり
  改変を行う超常の存在が
  もう一人いて、それが彼に
  憑いているのかと思ったんですね
  そうしないと、改変されてない状態の
  男がハーレム作れる理由が
  生まれない
  でも超常の存在は女主人公にしか
  憑いてないという・・・
  ハーレム主人公君はあくまで
  改変された中でだけハーレム主人公なのであって、
  改変の外でもってのは
  なんか変だなーと感じた
  まーやりたい事はハーレムラブコメを
  外から見るって事よりも
  地味ヒロインがそれを通して自分の気持ち
  に気付いていくって過程の恋愛だからか
  ここら辺は慣れればもっと良い展開にできそ~


以上、
ハーレムラブコメを外から見てみたよ、な?!
ドタバタラブコメモノでした!


1 件のコメント:

  1. 【選評スコープ!】
    ゲスト審査員講評を見てみると、
    序盤から中盤がダントツで面白かった、
    それ以降は行き当たりばったりな感じ、
    下ネタセーブして、
    といった感じでした!

    ★ ゲスト審査員講評 ★
    (投稿時タイトルは『ラブコメの魔』)

    改稿によって中盤以降が
    面白くなったのか、
    序盤は審査員の方とは割れてしまったなぁw
    正直私はどの星に落ち付けよーか
    迷った作品なので、
    今後どうなっていくのか気になるところです
    頑張って下さいね~!

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