2013年12月19日木曜日

白銀の救世機 7個星です!!

タイトル : 白銀の救世機
賞種   : 第8回MF文庫J ライトノベル新人賞・最優秀賞
出版   : MF文庫J
著者   : 天埜冬景
イラスト : 黒銀

アニメ化の多いイメージの文庫!
熱血ロボットモノでした!

評価は
★★★★★★★☆☆☆
7個星です!!


吼える、ぶっ放す!

ロボットモノだけど、
技名叫びます!
心の力を武器や防御、回復に使います
ロボットが回復するのは結構凄いです!
キャラと一緒に叫びたい人にオススメ!!


今日の甘口!

・感情描写
  ヒロインの喜怒哀楽が全て入っている
  のでキャラ的にとっつきやすい
・無限の拡張性
  心の力を武器や防御、回復に使うので
  無限の可能性がある
  格闘漫画みたいな拡張性がありますね
・主人公のエロ担当
  主人公は最初感情が乏しく、
  そこから感情が芽生え始めたという設定上、
  意図せずにエロ担当をさせる事ができる
  そこに設定構築の巧さというか、
  作者の 性癖 熱い思いを感じました!
  意図せずヒロインの下着を手に取って眺めるとか
  いや、やっぱり不自然ですね・・・!
  でも、設定です! と言い張れる範囲


今日の辛口!

・キャラの動き
  主人公の妹がブラコンになるのは
  無理があるような気がした
  真面目系作品だけど
  こういう要素も入れておこう、という
  白米を客に出そうとしたけど、
  やっぱりふりかけも出そう、みたいな
・メッセージ性のちぐはぐ
  内容的には10代最序盤向け
  に見えるけど、
  メッセージは大きなおともだち向け
  『間違えろ!』までで止めておけば良かったのに
  正しい事の否定は蛇足だった
  正しい事を否定するとウケが良いから
  ぽんと付け足したのカナー
  船が座礁する海岸のような状態に・・・ムムゥ・・・
・コスチュームが・・・
  いやらしく刳り抜かれた
  パイロットスーツは
  どんなに説明されてもやっぱり不自然・・・
  作品的に大きなおともだち向け要素を
  入れずに突き進んだ方が
  爆発したんじゃないカナー


以上、
分かりやすい設定で初めて小説読む人にもとっつきやすそうな?!
作者の情熱が感じられる作品でした!!


2 件のコメント:

  1. 審査員講評を見てみると、
    完成度が高く、文句なしの最優秀賞とのことでした!

    ★ 審査員講評リンク ★

    ただ、「ライトノベルという括りの中のSF」というのは
    難しいジャンルであるということで、
    注文事項も挙がっていますね

    返信削除
  2. 【ライトノベル】という言葉

    ライトノベルって何だろう?
    wikiを見てみると、明確な定義はないようです

    ★ wikiリンク ★

    建前上は10代の読者を対象としているけど、
    大きなおともだちをターゲットに・・・
    これが現在の主流になっているように思われます
    こうなる理由は簡単、
    収益性です
    どこにお金を使ってもらうか?
    そうなると、建前よりやっぱり・・・となるわけですねー

    この流れにあまり囚われずにやっているところって、
    某最大の巨頭のところだけじゃないでしょーか

    でも、他の各レーベルも道を模索していて、
    何作か大きなおともだち向けの作品を受賞させ、
    毎年1~2作品程度チャレンジ的な作品も受賞させている
    ように見えるのです

    そうすれば、そこそこ収益も見込んだ上で、
    企業としての冒険もできるので

    チャレンジ的な作品で突き抜けたものが
    沢山出てくると良いですね

    返信削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。